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CRISIS  作者: 54
不開扉
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3、【双旋風】③ 脱出

脱出成功なるか?

① 見事脱出できた!これで帰れるぞ。

② 失敗した。くそーこんなところで死ぬなんて。くやしぐふっ。


 俺は、キッチンタイマーを五分に設定し、開始の合図と共にスタートを押す。


 どうすればいいのか全くわからないため、まずは壁を調べてみる事にした。壁は三つとも、押しても引いても叩いてもびくともしない。それに、壁の前にはガラスが張ってある。そんな必要は無いはずだが…。

 制限時間が残り半分を切った頃、ナイフが一本落ちてきた。多分、誤作動か何かだろう。そのナイフが石に落ちた時、光のようなものがとんだ。

「そうか。そういうことだったんだな」

 俺は確信した。この方法であれば脱出できる、と。

 俺はおもむろに包丁を取り出すや否や、それを思いっきり床にある石に叩き付けた。そこで発生したのは間違いなく、火だ。火のついた石を思いっきり俺は真ん中の銀色の壁に投げつける。するとガラスは割れ、壁から激しい炎が上がった。壁は燃え、融けていく。だが、全部融け切って冷めるまでの時間がない。どうしたものか。そこで俺が目をつけたのは――

「水、か」

 思いっきり水を融けかかっている壁にぶちまける。すると壁は蒸気を放ち、そして爆発。そしてもう少し水をかけて冷やした。

 道がある。行こう。と思った瞬間、タイマーが鳴った。時間切れだ。天井からナイフが降り注ぐ。

「あッ」

 俺は五個くらいの石をつかみ、目の前に迫っているナイフに投げつける。ひとつ当たり、俺は無事だったのだが、袋の中に残りの石が入ったため中がぐちゃぐちゃになった。


 間一髪、抜け出す事ができた。しかし、その先で俺を待ち受けていたものは――


 階段だった。どうやら此処は地下ニ十階だったようで、上の十九階を飛ばして十八階に続いていた。その上も続いていて、地下十六階までは行ける。俺は再び十八階に引き返し、その中にある部屋で誰かの声が聞こえるのを待った。 

答えは①,②のどちらでもありませんでした。残念。


因みにこの後、ある人物も同じようなゲームをしたそうです。結果がまったく同じ。石も入りました。

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