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帰り道が大変だった日

まぁ、あれから少ししてから男子達も頭が冷えたみたいでおとなしくなり、特にそれからは何事も無く学校は終わったのだが……

帰り道、あることを思い出した

「忘れてた！！」

「耳元でいきなり大きい声だすなよ！ってか何を忘れてたんだよ？」

「性別！」

「はぁ？」

「卓に言ってくれって頼んだのに言ってないよね！？」

「あ、忘れてたな、そーいや」

「………………また何か勘違いされてるぞ、絶対に」

「大丈夫大丈夫、明日言えばいいじゃん」

「そう言ってまた忘れるんじゃないの？」

「かもな」

「はぁ………………」

そんな事を言いながら帰っているうちに、

道を間違えた。

「………あれ？ここどこ？」

「え？…咲がこっちに来たんじゃん」

「卓が何も言わないから知ってるのかと…………」

「…迷ったな」

「「………………………」」