人を呪わば
掲載日:2026/06/11
「子供の頃ってさ、変な勘違いしてたよね!」
「あー、『うさぎ美味しい』とか?」
室内が暴露大会になった。
あれは。これは。
賑やかなものだ。
自分は混ざらず、耳だけ傾ける。
窓の外を雲がゆっくりと流れる。
平和な時間。
「私さあ、
『人を呪わば穴三つ』
だと思ってた」
ギョッとして、思わず振り返る。
目があった。
彼女が静かに笑う。
「何それおかしー」
「三つ目、誰だよw」
異質さに誰も気付かない。
目を反らしたいのに動けない。
三つ目の穴は--
読んでくれてありがとうございます。




