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干支の引き継ぎ3

作者: しろぎつね
掲載日:2024/12/22

皆さま今年はどんな年でしたか。

来年はどんな年になると思いますか。

ここは空の上。

今年も干支の引き継ぎの時期になりました。


今年の干支の竜が目を閉じて静かに座っています。

「なんか疲れとらんか?」

イヌが心配そうに声をかけます。

竜は、すっと目を開けて、

「辰は正義や信用というイメージなのだが、今年はどうもいかんな」

と答えました。

「でもオリンピックとかあったじゃないか」

ウシが言います。

「変なはやり病とかなかったし」

ネズミが続けます。

でも竜は首を振って

「戦争も終わらぬし、天災も多すぎる」

とこぼすのでした。


「まあ、そんなに悲観するものではないよ」

ヘビがゆっくりと現れました。

「次の年は金運と再生の年だよ。何とかなるさ」

竜はヘビの方をびっくりした顔で見ました。

「さすがだ。そのプラス思考を見習いたいものだ」

ヘビは少し気取って、

「気が晴れたのならよかったよ」

と言いました。


「さて、酒にしよう」

トラが酒を持ってきました。

「今年一年お疲れ様でした」

ウサギが竜の杯に酒を注ぎます。

「ありがたい」

竜は一口飲んで、

「来年は任せた」

と言いました。

ヘビは笑って、

「気楽にいくさ」

と言いました。

「それはそうと、竜と俺はいくらでも飲めるから、たんと持ってきておくれよ」


その後、竜とヘビが空にしたたるで山ができたということです。

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