第十五話 発見された①
彼の数学はもともと満点で心配必要ない。古典になって、光野題が半ばして頭を上げたところ、正彦が机にうつぶせて寝ているのを発見した。で、また白紙出すつもりか。
2つの試験が終わって、食事の時間になった。学生はすぐ教室に飛び出した。正彦はまだ机にうつぶせている。光野は違和感を覚え、正彦を軽く推しした。
「正彦?」
反応なし。
光野は相手がおかしいことに気づいた。正彦の額に手を伸ばす。
熱がある。
顔色も悪い。もともと小麦色の肌は青白くなった。光野が正彦を揺さぶった。
「正彦?聞こえる?」
正彦は光野に揺られて目を覚まされ、眉をしかめて不快そうにしていた。光野は彼が立ち上がることができるのを見て、先に保健室に連れて行った。保健室の先生はいない。光野は解熱剤を探し、ノートに時間、名前、薬の数を記録した。
「どこが悪い?」
「……胃が痛い。」
「胃が痛い?胃病ある?」
正彦は椅子に座って戸棚に背をかけ、黙っていた。アイス3本も食べた。って!どう口に出すのか!光野が知ったらきっと自分を皮肉する。だめ、決して言えねぇ。
光野は水を買った。特に氷を買っていなかった。
「とにかく薬飲んで、横になれ。」
「嫌だ。寮に帰ったい。」
光野は水瓶と薬を渡し、保健室を出る準備をしていた。午後は試験があるから、彼自身も昼食を食べなければならない。足を動かしたところ、腰はすぐ後ろの腕に縛られた。正彦の頭はまだ彼の腰の上でぐずぐずしている。
光野はお節介な性格ではない。保健室に連れ以外は義務外範囲だ。
「先に薬を飲め。」
正彦が錠剤を口に投げつけると、苦味が口に広がった。
「吐くな!」
こわっ!
正彦はすぐに水を飲み、薬を飲み込むしかなかった。
「もう何歳だ。まだ薬が苦いのが嫌がる。」
光野はそう言って、ポケットから持ち歩いていた飴を取り出し、正彦の口に押し込んだ。
このシーンは、人に見られたら、びっくりして歩けないだろう。
正彦は反抗せずにおとなしく話聞く?
光野は他人に飴をくれる?
「午後はテストに行くから、苦しくなったら保健室で休んで。」
午後は現代文と日本史。正彦が行っても白紙出すだろう。
光野が寮に連れて帰ろうとしないのを見て、正彦は可哀そうに保健室のベッドに横になった。正彦が横になるのを見て、光野は再び立ち去ろうとした。振り向いたかと思うと、腰がまた抱きつかれた。光野は力任せにベッドに座った。
光野が振り返って、正彦の目閉じている。こ光野を行かせたくないという意味だ。




