表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
モヒトは酒じゃないⅠ  作者: 清蘭
48/111

第十話 二年借りって③

「正彦、ひと探し!」




 直人は父親を探している人がいるのを聞いて、またどこの女のラブレターを心配し、すぐ首を伸ばして見に行った。




?!!




 その顔は…光野?直人は立ったままの姿で呆然した。山崎は直人が光野の顔をじっとみて、直人の肩を叩いた。




「美人だよね。惚れた?」




 死ね。直人は彼に白い目を向けた。何を言ってるんだ、おふくろだぞ。




「なぜ光野は正彦を探しに来た。彼らは犬猿の仲ではないか。」




「知るか、たぶん生徒会と風紀委員会の相談だろう。」




 山崎は直人は光野に興味がないと知って、ガッカリして自分の席に戻った。




 正彦は教室を出て、光野に眉をしかめた。光野は正彦の態度にとっくに慣れていた。彼は手にした鍵を揺らして、上の階へ行った。




 直人は彼らが去っていくのを見て、急に立ち上がった。山崎も好奇心に駆り立てた。




「どこ行く?」




「トイレ!」




「ウンコかよ!」




 直人はそう言って教室を出た。会った学生時代の両親は仲が悪い。前回の練習試合で誰でも分かる。直人は彼らに対する理解も、多数ツイッターからの話題だけだ。先、光野が正彦を探しに来て、左にあごを上げてから、2人は行ってしまった。直人から見れば、それはケンカの前兆だ。直人は不安だ。こっそりついていく。もし本当にケンカだったら、自分が彼らを分ける。




 学生が事故を起こすのを恐れ、屋上のドアはいつもロックされている。鍵は教員室、生徒会、風紀委員会しか持っていない。そのため、屋上に昼食を食べることができるのは、生徒会や風紀委員会と関係ある学生だけだ。5階は生物と料理教室で、昼休み間には学生がいない。直人は遠くから二人について階段を上った。四階から五階の角から半分の頭を出した。そして、直人は光野が鍵を取り出して屋上のドアを開けた。




 まさか、マジでケンカ!




 直人は素早く追いつき、ドアが完全に閉まる前にドアノブを掴もうとした。しかし、一歩遅れた。彼はドアの前に出たとき、鍵をかける音が聞こえた。




 何がこの息子が見ていけないことある?!鍵もかけて!もしおふくろが傷つけたら、誰が俺を産むだ!!




 直人は不安だ。焦って現地に回し、ドアに耳を当てて話を聞こうとした。




「なんだ。」




「フェロモン、2年貸して。」




「は?」




 こんなに神秘的に屋上へきて、光野は自分と告白すると思っていた。結局そのためだったとは思えなかった。正彦の反応は光野に首まで赤くなった。




 いやならやめよう。光野も厚かましくさっきの話をもう一度繰り返すことはない。目つきの合う目もない。光野はすぐこの場所へ出したい。




「どこ行く。」




 正彦は光野の腕をつかんだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ