第十話 二年借りって③
「正彦、ひと探し!」
直人は父親を探している人がいるのを聞いて、またどこの女のラブレターを心配し、すぐ首を伸ばして見に行った。
?!!
その顔は…光野?直人は立ったままの姿で呆然した。山崎は直人が光野の顔をじっとみて、直人の肩を叩いた。
「美人だよね。惚れた?」
死ね。直人は彼に白い目を向けた。何を言ってるんだ、おふくろだぞ。
「なぜ光野は正彦を探しに来た。彼らは犬猿の仲ではないか。」
「知るか、たぶん生徒会と風紀委員会の相談だろう。」
山崎は直人は光野に興味がないと知って、ガッカリして自分の席に戻った。
正彦は教室を出て、光野に眉をしかめた。光野は正彦の態度にとっくに慣れていた。彼は手にした鍵を揺らして、上の階へ行った。
直人は彼らが去っていくのを見て、急に立ち上がった。山崎も好奇心に駆り立てた。
「どこ行く?」
「トイレ!」
「ウンコかよ!」
直人はそう言って教室を出た。会った学生時代の両親は仲が悪い。前回の練習試合で誰でも分かる。直人は彼らに対する理解も、多数ツイッターからの話題だけだ。先、光野が正彦を探しに来て、左にあごを上げてから、2人は行ってしまった。直人から見れば、それはケンカの前兆だ。直人は不安だ。こっそりついていく。もし本当にケンカだったら、自分が彼らを分ける。
学生が事故を起こすのを恐れ、屋上のドアはいつもロックされている。鍵は教員室、生徒会、風紀委員会しか持っていない。そのため、屋上に昼食を食べることができるのは、生徒会や風紀委員会と関係ある学生だけだ。5階は生物と料理教室で、昼休み間には学生がいない。直人は遠くから二人について階段を上った。四階から五階の角から半分の頭を出した。そして、直人は光野が鍵を取り出して屋上のドアを開けた。
まさか、マジでケンカ!
直人は素早く追いつき、ドアが完全に閉まる前にドアノブを掴もうとした。しかし、一歩遅れた。彼はドアの前に出たとき、鍵をかける音が聞こえた。
何がこの息子が見ていけないことある?!鍵もかけて!もしおふくろが傷つけたら、誰が俺を産むだ!!
直人は不安だ。焦って現地に回し、ドアに耳を当てて話を聞こうとした。
「なんだ。」
「フェロモン、2年貸して。」
「は?」
こんなに神秘的に屋上へきて、光野は自分と告白すると思っていた。結局そのためだったとは思えなかった。正彦の反応は光野に首まで赤くなった。
いやならやめよう。光野も厚かましくさっきの話をもう一度繰り返すことはない。目つきの合う目もない。光野はすぐこの場所へ出したい。
「どこ行く。」
正彦は光野の腕をつかんだ。




