第六話 練習試合③
後ろから誰かが叫んだ。現場にいた学生の目をそろえて光野に落とした。木村は生徒会の仕事を終ったばかりだ。
「あれ、橋本じゃない?なぜ木村さんの隣にいるの?」
「橋本は確か…木村をやめて黒田を追っているじゃない?」
「あのこと知らないか、橋本は黒田と一緒にいる時、木村に見たのよ。また仲直りしたじゃない?」
直人は木村が来たと聞いて、全身の力をいれで木村の位置を探す。その原因で、彼は後ろの話す声を無視した。
最後、直人はコート隣の休憩場に光野を発見した。彼の隣にはもう一人の女の子がいる。あの女の子は直人も知っている。橋本だ。橋本は相手の学校のマネージャーと仲が良いそうだ。
彼女は笑顔で志明高校のバスケマネージャーに声をかけた。光野がコートを脱いだのを見て、彼女は自然に立ち上げ、コートを受け取った。そして彼女は木村のコートを自分の懐に抱いて、志明マネージャーのそばに座った。
直人頭中のアラームが再び鳴った。不可能だ。この女の子はbetaだ。betaじゃなくてもomegaだ。友達だ、絶対友達だ。おふくろは高校時期の親友がいるなんて普通じゃないか。
直人の自己慰めの途中、後ろの討論の声が再び始まった。
「橋本もすごいな。木村さんのことに好きな人があんなにいるのに…」
「そうよ、alphaとomegaがそれほど近く接触して、命何かできたらどうするの?」
なに?alphaとomega?この橋本が柔弱そうに見えたのに、女alphaだよ。これって、おふくろを気に入った?そう思ったの直人は橋本をにらんだ。
「そのomegaは清純だと思ってるの?命ができた方が目的だろう。マジ命をできて、木村は責任を取らない?」
わあ、この女alphaは恥知らずすぎだろう。まさかおふくろに無理やり…いゃ、待て、omegaはそんなに清純な人で何の意味だ。
直人話人口中のomegaは木村だと思った。直人はおふくろの悪口を聞いて、後ろに振り向いてその話人に向かって叫んだ。
「誰が清純じゃないて?」
「もちろん橋本だよ。なんだ橋本が好きなのか?」
「橋本はomegaて、じゃalphaは⋯⋯」
「もちろん木村です!木村がomegaに見えますか??」
光野はalpha?じゃ自分はどうやって生まれたのか。まさか自分の両親はalpha恋?嘘だろう?自分は確か母乳を飲んで育ったじゃない。
直人の思考は身の回りの叫びを断った。光野が登場すると、何球も連投した。すぐ名田高校の先制点を追い返した。
光野と正彦は互いに譲らない。チームメートと協力して、点数も差が出ない。現場の叫びはもう空をひっくり返している。最終は名田高校が2点差でこの練習試合に勝った。
直人はこの試合を見て、改めておふくろを認識したようだ。これ本当に自分のおふくろなのか。高校時代の彼はalphaふりなのか?これが彼が遮断剤を使う理由なのか?




