第一話 15年前へ戻る②
血?
黒田は怒った。彼は体の痛みをものともせず、起き上がると人を追いかけようとした。
「だい、大丈夫ですか。保健室に行きましょう。」
「はあ?」
殺気立った声、黒田と話をしている人は縮こまらせた。黒田は振り向いて、それは自分と同じぐらい身長の男の子。唯唯諾々とした様子で、黒縁の眼鏡をかけていて、見るからにいじめられやすい相手だ。
黒田は彼を無視した。黒田は足を上げてその3人を殴ろうとしたが、動くばかでその男の子に腕を引っ張られた。
「な、何してるんだ、まだ殴られてないのか、早く保健室に行くよ。」
「うせろ!」
黒田は相手の腕をつかみ、男の子は痛みを感じて黒田をつかんだ手を離した。黒田は突進し、真ん中に歩いて黄色髪の毛やつの襟に掴んだ。
そして、膝の曲がったところを蹴った。突然の痛みで黄髪が直接ひざまずき、黒田は彼の後頭部を打った。黄髪の顔は直接大地と親密に接触し、地面に腹ばいになって動きがなくなった。
黄髪周りの2人がやっと反応した。手を上げて拳を一つずつ黒田の顔に叩きつけた。黒田は冷笑し、飛んできた拳を受け止めようと手を上げるが、脳から引き裂くような痛みが伝わってきた。飛んできた拳はそのまま黒田の左の顔に落ちた。黒田は地面に落ち込み、頭が痛くて動けない。その二人が足を上げて蹴ってくるのを見ても避けることができない。
「邪魔だ。」
黒田が殴るを受ける時、冷たい声が届けた。その2人が声を聞いて、冷や汗が一瞬にして背後から出てきた。そしてすぐ道を譲る。
黒田は声に聞き覚えがあると思って、見上げると、肌が真っ白で、黒髪の緑の瞳の男子が2人の後ろに立っている。手には大きなダンボールも抱えている。
「会,会長!」
「お、俺たちはそ、その、えーと……」
「授業に戻るように彼を呼びに来たのです!」
「そうそうそう。」
その緑瞳の男子は地面に座っていた黒田を見ただけで、何も言わずに箱を抱いて2りの間を通り抜けた。あの2人はこの場所が生徒会長に会うとは思わなかった。
そして、左右を見てみると、教学ビル下の道は広い。しかし、会長は歩かず、彼らの間に通り抜いた。その意味は言わなくても分かる。その2人はすぐ気絶した黄髪を支えて逃げた。
黒田だけはまだその場に座っている。
黒髪、緑の瞳、右目の下に涙のほくろ、真っ白な肌、冷たい声。おふくろじゃないか!半年前に見た姿と全く変化がない。違うと言えば、半年前より身長が縮んだ?
会長と呼ばれる人は黒田のそばを脛直が通っていた。一目も黒田を見てない。軽蔑、傲慢、冷淡。
「おふ……」
黒田が反応した時、その人はもう遠くに歩いた。黒田のおふくろが声をかけないうちに、止まった。彼は気づいた。その会長は制服を着ていること。高等部の制服。
うちの学校は母に似た人もいる?まさか隠し子では…いやいやいや、そんなばかな。むしろ母の兄弟のほうが似合う。しかし、母は妹一人しかないじゃ?確かにおばさんも母とあまりにってないのに。それに、学生会長?違うだろう。自分学校の学生会長は知っている。こんな顔じゃない。
黒田は頭が引き裂かれるような痛みしか感じなかった。前に黒田の腕を引った男子が会長にお礼を言って、黒田のそばに走ってきた。そして彼は目の前に黒くなった。黒田を保健室に連れて行った。