表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
モヒトは酒じゃないⅠ  作者: 清蘭
19/111

第四話 父の彼女は母じゃない④

「ツイッター?面白いものやってんじゃん。」



「学校はツイッターで何か話題とか交流する場所がないか。」



「あるよ、#だだ氷海や#ななテロリスト探してみて?」



「なにそ…!」



「まあ、教員は知らないぜ、学生のみだ。」



#だだ氷海


あき@aki・2日


うわ、今日はやばいよ。木村さんは廊下でテスト用紙を踏んで階段に上がった!


話題の下はその日直人と木村が2階に上がった写真を添付されている。




返信


ふわり@fuwari・2日


地面に座ったのは誰?美人じゃん。




Suga@kanntada・2日


返信先@mumu


それは高1 D組高山だよ。絶対わざとだ、木村の注意を引くように。




 直人は200件以上の返信があるのは思えなかった。彼はしんけんに返信を読んでいる。80本以上の返信を読んだとき、直人は衝撃的な情報を得た。



あき@aki・2日


何言ってんだ、高山は黒田くんの彼女じゃないか?




SARA@sarada・2日


返信先@Akari


あれ、何の時代の情報よ、とっくに別れたよ。




 なっ?!オヤジは元カノがいる?!ふざけんな!直人は携帯を握って、その力は携帯に2段になるところだった。彼は寝ている正彦をにらんだ。目の中には火まで出ている。クソ野郎め、よくも母を裏切って浮気したね!!あんたの子孫根を断たなければ!




 直人はこの噂を見て後、居ても立ってもいられなかった。ようやく放課まで辛抱した。放課のベルを聞いた正彦は、かばんを手にして教室の外へ出た。直人は彼が楽に歩く様子を見て、スピードを上げて物を片付けてついて行った。彼は正彦に相談したい。自分が本当にタイムスリップしてきたことを信じさせようとしたい。




「黒田さん、一緒に帰りましょう。」




「音楽部。」




「ピアノの練習ですか?あたしも行きましょう。」




 直人は自分の目を信じられない。父の元カノの衝撃がまだ抑えないうち、また知らない女の子がくっついてきた。




 正彦は声をかけず、早足で階へ降りた。音楽部は別の棟にある。その女の子は小走り正彦について教室棟を出た。




「橋本里奈?彼女までも黒田さんを惚れちゃたの?」




「うそ、橋本さんって学校の人気トップじゃん?確か、木村さんのこと好きでは?」




「けっ、目標を移るよ。木村さん1年を追いかけ、全然進んでないじゃん。」




 正彦実は嫌がっている。彼は橋本に告白されて明確に断ったが、橋本は諦めず、時間さえあれば必ず付いてくる。正彦は自分の拒否が無効させ、いっそ返事もしなく彼女を無視した。




 名田は中学部と高校部が同じ校区にある学校だ。音楽部に行くには、高校2年生の3号棟を通らなければならない。今はちょうど放課の時、多くの学生が校門の前に向かって歩いている。部活に参加する学生もいるが、他に塾に通って補習する学生もいる。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ