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9話 一対一

そうか·····なるほど。

 

 確かにこの学校は、とてもじゃないが治安が良いとは言えない。恐らくだがその理由として、親が有名な著名人だったり、生徒本人に絶大な力があったりして、ある程度の不祥事だったらすぐに揉み消すことが出来るからだろう。


 こんなにヤバい高校なのにどうして俺はこの学校を選んだか聞いてくるやつもいると思う。

 

 説明すると家からの近さ、偏差値の高さ、評判の良さ。極めつけに紗月がこの高校に来ると聞いたから、この学校を受験したわけだが、このザマだ。はは。

 

 「ちなみに、宛はあるのか? 俺らの友達になってくれそうなやつ」

 

 「えぇ、ありますよ。飛びっきりの宛が」

 

 ゆるはニマァ、といやらしく笑う。

 

 こいつ顔は可愛いんだが、たまに出す天使らしからぬ顔を見た時は、毎度毎度嫌な予感がする。

 

 「それじゃあ今日の放課後、体育館裏に集合でお願いします」

 

 「体育館裏·····? なんでそんなところに行くんだ?」

 

 そもそも俺は高校生になってから、1人も友達ができたことがない。

 友達って教室で作るイメージなんだが、高校生になったら体育館裏で作るのがメジャーなのか?

 

 「行ったら分かりますよ。さて、そろそろ授業がはじまりますね。とりあえず教室戻りましょう! 渚くん!」

 

 なぜかもったいぶられた俺は、モヤモヤしたままゆるに腕を引っ張られ、教室へ連れてかれる。

 

 俺らは空っぽになったお弁当を持って、裏庭を後にした。

 

 

 

 

 ■

 

 

 

 

 時は流れ放課後。

 俺は職員室に用があり、ゆるには先に体育館裏に行ってもらうことにした。

 

 俺も早く向かわなければ。

 スタスタと早歩きをし、真っ直ぐ体育館裏を目指す。

 

 すると俺は誰かに力強く肩を引っ張られる感覚がした。そのせいで、後ろに少しよろめいてしまう。

 

 「神代くん」

 

 その声に俺は息の根が止まった。

 

 「さ、紗月·····!?」

 

 高校に入ってから、一対一で話すのは初めてだった。

 しかも俺から意思疎通を図ろうとしたころはあっても、紗月からこうして虐め以外の目的で話しかけられるのは久しぶりだ。

 

 「私のことを馴れ馴れしく呼ぶなって言ってるでしょ。昔と今じゃ状況が違うの。わかってる?」

 

 髪の毛をクルクルいじりながら、ため息混じりで俺に文句を垂れる。

 

 「ご、ごめん」

 

 酷いことを言われている自覚はあるが、俺は謝ることしか出来なかった。


 「はぁ·····まぁいいわ。とりあえず今はそんなことよりも聞きたいことがあるの」

 

 そう言って、紗月はただならぬ圧を放ち俺に壁ドンをしてくる。

 

 「神代くんと天乃さんってどういう関係なの?」

 

更新遅くなりました(. . `)すみません(. . `)

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