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人造神兵 2

 夜。午後8時、皆家家でゆっくりしている時間帯に鬼龍の家のチャイムが鳴らされた。

 この家には今、鬼龍と白、時雨と今日は珍しく凛那が居た。


 たまには一緒に居たいと凛那が言ったので今日だけお泊まりをしている。

 だが、何故か龍那はついて来なかった。


 チャイムを鳴らされたのを鬼龍は少し不信に思った。


 だが、家に明かりがついているので居留守をするわけにもいかないので出ることにした。


 「はい」


 そう言いながら扉を開ける鬼龍。

 扉を開けた先に居たのは中学生くらいの女の子だった。


 彼女は白色が目立つセーラー服を着ていて、黒いショートの髪が印象的だった。


 だれだ?


 鬼龍はその少女に見覚えはなかった。


 「どちら様ですか?」


 鬼龍は丁寧に黒髪の少女にそう聞いた。


 「初めまして、最近隣に引っ越してきた出雲東華と言います。引っ越してきたので挨拶をと思いまして。これよかったらどうぞ」


 東華はニコニコとしながら、白い包み物を渡してきた。

 鬼龍はそれを受け取りながらあることに気がついた。


 出雲? 確か日本の地名にも有ったような。


 「実は日本から一人でこっちに引っ越して来まして、お恥ずかしい話し、あまりこっちに馴れていないので今後困った時に助けていただけたらありがたいのですが」


 東華が申し訳なさそうな表情を浮かべながら鬼龍にそういう。

 その顔は少し幼く見える。


 「あぁ、そんなことならいつでも助けるよ」


 鬼龍は東華にそういった。

 なぜ鬼龍がそう言ったのかは本人もわかっていないだろう。


 「ありがとうございます。ではまた明日」


 東華はそういい残し玄関を後にした。


 そして彼女が最後に言い残した言葉に鬼龍は疑問を覚えた。

 明日ってどういうことだ。まあいいか。


 鬼龍は少し考えたがどうでもよくなったのでリビングへと戻っていった。









 「誰だったの?」


 リビングに入った俺にそう言ったのは時雨だった。

 時雨は次に俺の手元の箱に気が付いた。


 「なにそれ」


 「美味しそうな匂い」


 「パパー」


 時雨が俺の持っている箱に気が付いたことで白も箱に気が付いた。

 一方凛那は箱にはあまり興味が無いみたいで俺の方に駆け寄ってきた。

 トコトコ駆けてくる凛那の銀色の髪の毛がふわふわと弾む。


 「パパ痛くない?」


 駆け寄ってきた凛那が心配そうに俺の右腕を見る。

 だが、凛那が何を心配しているのかがわからない。


 今のところ右腕に異常は見つからない。

 とりあえず痛くないことを伝えておこう。


 「大丈夫だよ。でもどうして俺が痛いと思ったの?」


 俺がそういうと凛那は少し黙った。


 「……わかんない」


 凛那は少し考えたあとに小首を傾げそう言った。

 おそらくは自分でもわかっていないのだろうした

 あまり深く考えなくてもいいか。


 「そう、心配してくれてありがとうね」


 凛那はこのまま育ってくれたらいいな。

 俺はそんな想いを抱きながら凛那を撫でた。

今回も読んでいただきありがとうございました。

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