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5月5日

 屋敷に戻り、龍那が未来視を使えることに驚きもしたが、今俺達は豪華な晩飯を食べている。


 テーブルに並べられている料理は全て刹那と寧々が作ったらしい。

 ここにある料理を見ればわかるかもしれないが、全て最高級のレストラン以上の出来だ。


 なぜ、ここまで豪華な料理が並べられているのかというと、今日は龍那と凛那の生まれた日だからだそうだ。



 ちなみにこの事は誰も俺には教えてくれていなかった。


 「あ、鬼龍。これ龍那ちゃんと凛那ちゃんの服と、その他生活に必要なものだから~」


 刹那が俺に大きな紙袋を二つと布袋を数個渡してきた。


 刹那が言った通り紙袋の中には服が数着入っていて布袋の方には小物が無数に入っていた。


 「ありがとう。やっぱり刹那は準備がいいな」


 「当たり前だよ~ もう十六年もお姉ちゃんやってるんだから。妹たちの面倒と同じだよ」


 刹那は冬姫と命を横目で見ながら俺にそう言った。


 確かに両親が居た頃から刹那は面倒見がよかった。

 昔はよく刹那が冬姫に勉強を教えたりしていた。今も剣術の稽古に付き合ったりもしている。



 そうだ、俺も今度から刹那のように時雨、白や他の皆の戦う相手をしてやれば良いんだ。

 そうすれば皆が全力で戦えてストレスを溜め込まないだろう。




 その事を話せたのはみんなが食事を終わらせる頃になった。




今回も読んでいただきありがとうございました。

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