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入学試験3

はじめてのバトルシーンです

 最初に動き出したのは試験官だった。


 「いくぞ」


 試験官は地面に手お置いて呪文を唱えていた、だが鬼龍は動かない。

 「来たれ鋼の剣よ」


 試験官は闘技場の床から剣を作り出したのだ。

 それは、錬金術と呼ばれている技術、元々は金を作り出す技術であったがその過程で色々なことができることが発見され、今では他の物から別の物を作り出すことを錬金術と呼ぶようになっている。

 試験官は錬金術で作り出した剣で鬼龍に切りかかる。


 「は! おら!」


 鬼龍は試験官の剣を紙一重でかわしていく。

 魔法よりの錬金術か、精度も練度もかなりの物だ、しかもかなりの剣技で、なかなかの使い手だ。


 攻撃を避けながら鬼龍は分析をしていた。


 「っく! なぜ当たらない」


 一方的に攻撃をしているはずの試験官に焦りが見え始めてきた。

 いくら攻撃しても、どんな角度からの攻撃もたったの一回も当たらないのだ、いくら相手が攻撃してないといえど焦る。まして、相手が子供ならなおさらだ。


 「ならば、これはどうだ」


 試験官が、立ち止まり詠唱し始めた。


 「煉獄の炎よ、敵を、燃やし尽くせ」


 巨大な炎が鬼龍を襲う、試験官が魔術を使ったのだ。

 この呪文は、試験官のオリジナルか。

 真似させてもらおう。


 「煉獄の炎よ、敵を、燃やし尽くせ」


 鬼龍は先ほど試験官が使った魔術と同じものを使って炎を相殺させた。

 オリジナルの魔法とは自身の魔法特性を活かし、試行錯誤し編み出し、改良した魔法である。本来ならば見ただけでまねできるようなものではないのだが。


 「なに⁉ その術は俺が編み出した術だぞ、君がなぜ使える!」


 鬼龍が見せたその非常識な行動に試験官は驚愕した。いや、試験官だけではない、この試合を見ている校長やほかの試験官までもが驚いていた。


 ただ一人、以前から鬼龍の能力を知っていた時雨だけが試験を平然と見続けていた。

 鬼龍は相手のあらゆる技をコピー、改良することができるのだ。それが神であろうと何であろうと。

 だが、そのことを今相手に教える必要はない。


 「それを答える必要はないと思いますが?」

 「っち!」


 鬼龍の態度に試験官は頭に血が上ったのだろう、試験官は鬼龍の放つ得体のしれない力に気付くのが遅れた。

 いや、遅れていなくても結果は変わらなかっただろう。


 「俺の勝ちです」


 鬼龍がそう言い放つと試験官は倒れた。まるで、全身の力が抜けたみたいに倒れた。

 時雨以外が唖然としてみていた、皆何が起きたのか理解出来ていないのだ。


 「まさか、本当に勝ってしまうなんて」

 「試験番号006番合格…… 医療班を!」


 試験監督がそう言ったのをきっかけに校長が我に返った。


 「あの少年はいったい何をしたんだ」


 試験監督のその言葉に答えが返ってくることは無かった。



バトルシーンの描写がうまくかけません

アドバイスよろしくお願いします

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