戻った日常へん3
投稿おそくなってすみません。
今回も日常的なヒトコマです。
教室についた俺は知らない人物から突然声をかけられた。
いや、知らないとは誤解があるけど、正確には関わりのない女子生徒から突然声をかけられたのだ。
「白ちゃんは一緒じゃないんですか?」
眼鏡をかけたその女子生徒は確かこのクラスの優等生だった気がする。名前は残念ながら覚えてないが。
「あぁ、今日は事情があって休んでるよ」
俺はそう彼女に言った。
なぜ彼女は白のことを気にするのだろうか?
俺はふとそう思った。
「病気とかではないんですよね?」
彼女はどうやら白のことを心配しているみたいだ。
でも、白は俺以外の人とあまり関わっていなかったはずなのだが?
「病気ではないよ。明日からは登校するから」
これだけ話していても彼女の名前が思い出せない。
いい加減にクラスメイトの名前だけでも覚えるか。
「わかりました」
彼女はそれだけ言うと女子の集に行こうとした。
「なあ、えっと………」
だが、俺は気になることがあったので彼女を呼び止めた。が、彼女の名前がわからないので何て呼べばいいか分からなかった。
「委員長の白里百々子です。そういえば自己紹介していませんでしたね」
白里百々子と名乗った眼鏡の女子生徒は柔らかく笑いながらそう言った。
なるほど、やっぱり名前が記憶にないわけだ。
「えっとそれで、何か用ですか?」
あぁ、そうだった。
「えっと普段関わりのない白のことを何で訊いたのかなって思って」
普段から白は俺にべったりなので他の人と関わっている所を見たことがない、そんな白を心配するなんて少し怪しい。
考えすぎかもしれないが。
「えっとそれは、実は白ちゃんクラスの女子達から結構な人気があるんですよ。可愛いですから」
え? まさかの答えだった。
確かに可愛い容姿をしてるけど。まあそういうものなのか。
「あのフサフサで真っ白な髪の毛とか耳とかしっぽとかたまらないですよね!」
なるほどこの人を見ていると事実であることがわかる気がする。
だけどこのままだと、白の話を永遠にしそうなので話を切り上げよう。
「あぁ、わかった。明日には来るからそのときには白と仲良くしてくれ白里さん。できれば話してくれれば助かる」
これで白にも友達ができてくれたらいいのだけど。まあ、そういう俺この学園には男友達が居ないけどな。
「え?! 話してもいいんですか?!」
白里百々子さんの顔が近い。
「あ、あぁ。もちろん。白は人見知りで一部の者としか仲良くないから、できれば色々な人と仲良くなってほしいんだ。だからよろしく頼むよ」
まあ、何度も繰り返すが俺には男友達が居ないけどな。
「えぇ! 喜んで。では」
そういうと白里さんは女子達の元に行った。
北海道の地震は結構な規模で停電を引き起こしました。
早く停電が直ってよかったです。
次回の投稿は諸事情により次の土曜日か日曜日になります。