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戻った日常へん1

遅れてすみませんでした。

今回は戦闘はありません。

俺達はクトゥルフとその眷属を倒して合流したとこだった。


「じゃあ、行こうか。その前にここら辺の痕を直さないと」


俺はそう言うと消滅を使った。標的は凍った海とクトゥルフの眷属の死体にだ。


「消えた!?」


しばらく喋らなかった雫がそう言った。


いい機会だし説明しておくか。


「今のは万物を消滅させる能力なんだ」


そして俺は続けて復元を大陸全体に使った。

復元は物体を前の段階に戻すことだ。例えば倒れた建物なら倒れる前に戻るのだ。

さらに、生命にたいしても有効なので、怪我をした人も元通りになるのだ。ついでに昔から重病にかかっている人や人体欠損の人、生まれつき体が不自由の人も治した。

そして、復元は死者にたいしても有効なので今回の事件で事故死した人も蘇らせた。


そして、海の水が減ったので創造で海水を元の量まで増やした。成分も同じに。


「さて、行こうか。話は向こうでゆっくりとしよう」





俺達は龍神家の屋敷の前に転移した。


 「ここが鬼龍君の。龍神家のお屋敷」

 「凄い立派」


 朱里と雫が屋敷を見てそういった。

 なぜ、国の王なのに城ではなく屋敷かと言うと、先代の国王、つまり鬼龍の父親の趣味である。



「さあ、中に入って」


俺は二人を中に招き入れ、大きい部屋に案内した。

そこには、黄龍の黄守、青龍の蒼空、朱雀の朱音、玄武の玄奈と鬼族の長でこの国のもう一人の王の鬼神龍鬼と銀髪の巫女の陽月がいた。


「とりあえず皆座ってくれ」


俺はみんなにそう言って龍鬼の横に座った。


上座には龍鬼と鬼龍が座り。鬼龍の少し横に陽月が座り。龍神家、刹那達は向かって右側に座り、黄守達四神は向かって左側に座った。朱里と雫はその真ん中に座った。シルフィードは小さくなって鬼龍の膝の上でのんきに寝ている、もちろん空気を屈折させて見えなくなっている。


この異様な状況に朱里と雫はついていけてなかった。

だが、可哀想なことに誰も説明してくれなかった。


「まず、この国の王として二人には感謝する。ありがとう」


鬼龍が二人にそう言った。


「二人の功績を称えてオレたちに叶えられる願いを聞いてやろう」


龍鬼がそう言った。もしもそこら辺のおっさん同じ事を言ったら嫌われるだろうが、不思議と龍鬼にはそういう言葉が似合っていた。


しばらく沈黙がこの場を支配した。時間にしておよそ十秒程だろう


「どうした?」


鬼龍が二人に訊いた。

二人は顔を見合わせた。


「状況が理解できません」


珍しく朱里より先に雫が喋った。

それもそうだろう、たった四時間のうちに色々あったのだから。しかも、この国のトップに願いを叶えてやると言われたのだから。


「なるほどな。じゃあしばらく時間をあげよう。このはなしはまた、後日という事で」





私たちは今鬼龍君の屋敷にいる。ついさっきまで重苦しい感じだったが、今は違う。


「二人には感謝している」


鬼龍君が私たちにそう言った。

さっきも同じ事を言っていたが。私たちはどちらかというと足手まといになっちゃった気がする。


「そうだ、改めて自己紹介するよ。俺は龍神家当主、龍神鬼龍。こっちは妹達で右から刹那、時雨、冬姫、命だ」


鬼龍君が横に女の子を並べて紹介してきた。

やっぱり鬼龍君の妹達だったんだ。


「妹の刹那です。よろしくね」

「改めて先輩方よろしくお願いします。時雨です」

「はじめまして、いつも兄さんがお世話になっています。妹の冬姫です」

「龍神命ですよろしくお願いします」


改めて見ると皆凄いな美人だ。


「白は知ってるよな。で、そっちの四人は黄守、蒼空、朱音、玄奈だ。二人には話すけど、こいつらは四神で黄守がまとめやくだ。一応みんな俺の契約獣だな」


鬼龍君がさらっととんでもないことを言った。

四神は玄武、朱雀、白虎、青龍の東西南北を守護する神獣のことだ、しかも四神の長の黄龍も鬼龍君の支配下ってすごすぎる。


「代表して我が挨拶しよう。我は黄守、主に使える者だ。よろしくな人間」


 金髪の美人な人が前に出てそう言った。

きっとあの人が黄龍なのだろう。


「そして、シルフィーを入れた六体が俺の契約している者達だ。まあ、四神達は正確には契約してはいないのだけどそこら辺メンドイから話は省略する」


え? 契約していないってどうゆうこと


「そして、こいつがもう一人の国王龍鬼でその横にいるのが龍神の巫女の陽月だ」


こんは鬼龍君の横にいた人達を紹介してきた。

綺麗な人だな~ 陽月って人の第一印象はそれでした。


「鬼龍の友達だってな、オレは鬼族の長でこの国の王鬼神龍鬼だ。そして、鬼龍の腹心だ。まあ、オレの大将をこれからもよろしくな」


龍鬼さんがそう言った。

変なことを言っていたがもう、あまり気にしないことにしよう。雫もさっきからあまり反応していないみたいだし。


「私の名前は龍神代陽月。多分龍神の巫女の方が知ってるとおもうけど。あと鬼龍のお嫁さんだから、よろしくねー」


陽月さんがそう言った。

ここでも気になることがあったが気にしない気にしない。


「とりあえず陽月とは後で話し合おう」

「え?! なんで?」


なんか二人でやってる。


「まあ、それはあとにして。こっちが俺のクラスメイトの結城朱里と泉雫だみんな仲良くしてくれってのも変だな」


鬼龍君がそう言ってここに居る皆さんに私たちを紹介した。


「結城朱里です」


私の自己紹介はあまりにも短すぎた。おそらくは、緊張のせいだろう

なかなかいい言葉が見つからなかった。


「泉雫です。知ってのとおり鬼龍さんの友達です。皆さんに仲良くしてください」


雫は当たり障りない挨拶をした。

さすが雫スゴイ。


「そうだ、二人は今日は登校するのか?」


鬼龍君がそう聞いてきた。

今日は色々あったがあまり疲労感はない。雫はどうなんだろう?


「私は一応行こうかなと思ってるけど。雫どうする?」


私は雫にそう言った。

雫は少し考えた表情をした。


「朱里がいくなら私も行く。鬼龍さんのお陰であまり疲れてる感じがしないから」


雫は少し考えたあとにそう言った。


「わかった。俺も行こうとは思ってるから家まで送るよ。まあ、転移だけど」


鬼龍君がそう言った。


私たちは一旦家に帰った。

鬼龍の日常は普通の人からしたら波瀾万丈ですね。


また、一週間後に登校します。

まあ、早く投稿するかもしれませんが。

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