女神降臨 8
この短期間でこの大陸には女神が3柱降臨していた。
一柱は謎の異界の女神。
世界の理に干渉してステータスと言うのを作っていった女神。
二柱目は精霊神ウルカ。
普段は精霊界に住んでおり時々この世界で遊んでいたが、突如として俺の前に現れて覚醒させていった女神。
三柱目は魔法神レティア改めて、龍神代陽月。
転生して力を失っていたが、ウルカとの戦いで完全に目覚めてしまったらしい。
以上が今回現れた女神たちである。
一つだけ確かなのは俺、龍神鬼龍の周りは明らかに異常が多いということだけだ。
ただし少し記憶を取り戻した俺からすると異常が多いのは確かだが、これは俺の運命で決まっていることなので諦めよう。
間違っても能力で運命を変えてはいけない。
翌朝起きるといつもの日常が始まる。
通学して、学び、友人と交流する。
何気ない日々にも慣れていた。
「鬼龍さんは冬の休みは予定ある?」
雫が俺にそう問いかけた。
俺自身は予定は何も無い。
「何もないな」
俺の答えに雫は少し黙って答えた。
「良かったら皆で旅行に行かない?」
唐突な発言だった。
予想外の言葉だった。
予定も無いし、別に大丈夫か。
「いいけど、どこへ行くつもりなんだ?」
俺の問いかけに雫は答えた。
「表の世界、日本」
今回も読んでいただきありがとうございました。