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害虫駆除 【冬姫】

 平日の朝に珍しく兄さんに会いました。

 いつもは学園近くの家に居るはずなのに。


 私はそう思い出しながら一人で登校していた。


 いつもは姉さんや命ちゃんも居るのだが、今日はなんとなく早めに登校したかったので早めに出ることにした。


 胸騒ぎがする。


 ただ直感でそう思ったから一人足早に登校しただけ。



 登校する最中の街を見て唖然とした。

 巨大な魔物が街を襲っていた。


 火を吹く車サイズのアリなんて見たことも聞いたこともない。

 とりあえず急いで学校に向かわないと。


 私道中のアリを倒しながら学校へと向かう。


 アリ一匹の強さわそこまでではない、むしろ私からすれば歯牙にもかけない強さだ。

 ただ数が多すぎる。

 その上日を使うために火災がアチラコチラで起きているのが見える。

 厄介なモンスターだ。

 

 ギルドで示されているモンスターの等級で行ったら単体ならB、全体ならAやSまで行くかもしれない。


 今まで出会ったアリは首を落としたり、氷漬けにしてきている。

 それでも無限と思われるほど湧いてくる。


 

 やっとの思い出学校についた。

 とりあえず先生に状況を確認しよう。


 


 校内で先生に状況を確認使用としていた矢先。

 突然頭の中に声が聞こえた。


 『龍王として命じる。大陸全土に住む龍どもよ、この大陸を侵略する害虫どもを滅ぼせ!!!』


 『そして続けて命じる。龍家に連なる者達よ、国民を死守しろ!』

 

 そう兄さんの声が響いてきた。

 私は自分のやることを理解した。


 私は学園の先生に説明して学園を抜け出した。


 そして学園を巨大な結界で包む。

 勿論龍化をして全力の結界だ、私の認識した者以外には絶対に入れない。


 私はここで門番をする。

 殲滅は他の者に任せる、私はここへと避難してきた人たちを絶対に死守して見せる。


 「「ここは安全です!」」


 魔法で声を拡散して街全体に発信する。

 風魔法は苦手だけど、そんなこといってられません。


 アリが十匹こちらに向かっているのが見えた。


 龍化した今の状態ならばやれる。


 迫って来るアリの足元を凍らせて、地面から氷を出して貫く。

 あまり強い権能を使うと街が氷漬けになってしまいそう。


 人々がこちらに集まってくる。


 「ここなら安全なんだな?」


 おじさんが私に声をかけてくる。

 

 「はい安全は保証します」


 私はそう返し、またアリを迎え撃つ。

 目視でアリ3匹確認。

 氷漬けにする。


 気がつけば周りにはアリの氷像が何百体も出来上がってた。


 この調子なら永遠に戦い続けられるだろう。

 あとは兄さんが解決してくれるはず。

 街の方も姉さんと命ちゃん、焔龍家の方々が掃討してくれるのを待つだけですね。


 突如建物が崩れた。


 戦闘が激化しているのかもしれません。

 





 唐突に空に巨大な光の槍が姿を表した。

 そして落ちていく。

 落ちた瞬間、巨大な揺れが襲ってきた。

 

 私は直感でわかった兄さんだと。

今回も読んでいただきありがとうございました。

またマイペースで投稿していきます。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] これ全知全能封印してなかったら起きなかった事態なんだろうか・・・w
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