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05「ゴーレム? ウゴっ!」

 あたりの日は落ちる。俺は例の地下室にいた。


「《アイテムボックス》!」


 ふむ。神様に行った物は揃っているようだ。そこで俺は「預魔マジックリーブの指輪」を取り出し、装着した。この指輪は、装備者のMPが満タンになったとき、貯まらなくならずに、この指輪に貯まるようになるというものだ。しかも容量は99999までである。それなりのpがする代物であった。

 

 さらに、神様に用意してもらった者を呼び出してみよう。


「カゲロウ! いるか? いるだろう?」


 すると、ズズズズズ…、と音を立てながら一人の男が現る。


主様マスター。お呼びですか?」


 そう、コイツは神様に用意してもらった奴である。生命を生み出させるなんて禁忌だ! と、そう言う人もいるだろう。しかし、世界も人々も神が作ってきたのだ。人間が作るならまだしも、神に頼み、それが通ったのだ。それは正当な一つの方法だろう。


「藁の家に近づく者が入れば知らせてくれ。自分で判断せずに知らせてくれよ」


「了、主様マスター。」


 すると、カゲロウはサッと姿を消した。ちなみにカゲロウのステータスは強い。



カゲロウ −歳 魔人族 Lv.1

HP.8000 MP.10000 

攻撃力、7500 魔功力、9000 

防御力、8300 魔防力、8500

素早さ、10000 

スキル、《忍者》《暗殺術》《影移動》《短剣の心得》《闇魔術》

称号《影を歩む者》


 そしてさらにもう一アイテム。それは…

「やっぱコレがないと寝るとき現代人には辛いわ。」


 そう。ベッドと枕である。そして俺は眠りについた。





−翌朝−


「マスター、藁の家を攻撃する者がいます。どう致しますか?」


 そう言われて起きた。う〜ん。眠い。とりあえず外を見てみるか。

 そうして地下室から出ると何やら男の声が。


「ここがランクEの家らしいぜ。へへっ!」

「ブッ! 藁の家かよ! ダッセーなァ!」

「そうだ! みんなでさァ! あの家に石を投げ入れようぜ!」

「ブッ! そりゃ良い! いくぞ!」


 そうして投げ込まれた石は藁の家に当たり…石が弾かれた。


「ウオー! 硬いなぁ! 意外と」

「もう一発いく…」


「ちょっと待てよ!」


 見ててイライラしたから藁の家から出た。



「あ! アイツだ、Eランクの雑魚だぜ。」

「ねぇ! どんな気持ち? ランクEって」

「ギャハハ!」


 うざい。ウザすぎる…。


「カゲロウ。気絶させろ!」


「了、主様マスター!」

「「「え?」」」


 次の瞬間、三人は倒れた。


「う〜ん。コイツらはどこか…。そうだなぁ。兵舎の裏くらいに運んどいてくれ。その後で良いから、この国の食事事情について調べてくれ。」

「了、主様マスター。」


 なんとなく食事って気になるよね!


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


 一時間後、7時くらいだ。カゲロウが帰ってきて、食事事情についての説明をうけた。どうやら醤油や味噌などの調味料はなく、塩。あまり使用できないらしい。さて、それを聞いたお俺は、朝飯召喚しようとおもう。


 一晩でどれくらい指輪に魔力貯まってるかな? 《鑑定》


 預魔マジックリーブの指輪

・MPを貯めることができる指輪 900/99999


 まぁまぁ貯まってるな。


「『幕の内弁当』召喚!」

 幕の内弁当を召喚した。具は鮭の塩焼き、南瓜と茄子の煮物、白身魚フライ、人参の煮物、豆、ご飯、梅干しだ。


「いただきますっ!」

 うまい! さすが日本の食品である。どうやらこの世界の味は基本的に塩味であるらしい。現代日本人はなかなかにキツいだろう。


 白身魚フライにソースをかけた頃、ランクEの少女らが、木の実を採取するべくして出かけた。チラチラとこちらに視線が向いたが、俺から声はかけないね。


 後に残しておいた嫌いな人参を割り箸で刺した頃、少女らが戻ってきた。リンゴのような果実を手にして。


 …リンゴうまそうやな。俺は人参を口に突っ込んた。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


 勇者としての訓練は明日かららしい。一日だけだが、この世界の生活に慣れるための準備をして良いそうだ。王宮内も一部開放され、特定の騎士になら質問をしても良いとのことだ。

 しかし、質問不必要である。すでにカゲロウに情報を収集しに行ってもらっている。俺はこの住居をより充実したものにする準備をしようと思う。


「『机』召喚!、『椅子』召喚!、『棚』召喚!」


 コレらを並べる。そして、次は調理器具を召喚した。次は《大魔王》のスキルも使おう。


「『鉄塊』召喚! 『魔石』召喚! 《魔導機兵創造ゴーレムクリエイト》鉄のゴーレムを創造!」


 ゴーレムの作り方については神界で聞いていたが、ちょっと見た目が悪いゴーレムに仕上がってしまった。鉄を集めた塊のような見た目にかろうじて腕と足だと予測できる程度の鉄棒が飛び出ており、なんとか人形を保っているようなものだった。


「ウゴっ! ウゴゲッ! ご主人サマ。ヨロしクお願いマす」


 うーん。初めてにしてはよくできた…かな。


 この男…自己評価高めである。

 《魔導機兵創造ゴーレムクリエイト》はスキル《大魔王》で使うことのできる技の一つです。このように、スキルには様々な技などが集まったものです。

 他にも《忍者》の《偽装》などもですね。これからどんどんわかってくるので、お楽しみに!



変更しました。魔人機兵→魔導機兵

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