第0話
ここは私立黒曜高校の委員会棟の一角にある風紀委員室。この学校は選ばれた生徒が入っている「七委員会」(後述)が運営を一部委託された私立高校である。この学校に併設された街はすべて学生のための施設や店舗が連なっている。そのすべての安全や治安を守るのが風紀委員である。
これは風紀委員会の多彩かつ風変わりな日常を描いた物語。
風紀委員会のメンバーを紹介しよう。
山崎 郁也(3年) A型 風紀委員長 背が高くキリッとした顔立ちの頼れる委員長。メンバーからは「いくやん」と呼ばれている。テンションが迷子になると狂ったようになる。
沼木 彩(2年) AB型 副委員長 眼鏡で地毛が茶色のショートカットな女の子。色々な意味でこじんまりしていて、副委員長の風格としてはお察しの模様。
佐藤 海花(3年) O型 メンバー唯一の関西出身で、勝気な高身長黒髪ロングなお姉さま。実家が金持ちで実力行使する場面も。
川島 信(2年) A型 風紀委員のデータ、ネットワーク担当。マルチタスク能力が豊富で、仕事は速く正確かつスタイリッシュ。美形なのでモデルを頼まれることが多い。入学と同時に黒曜高校の専用SNS「kokuyo-@net.z」通称「コクゼット」を制作し、現在会員は学園の生徒・職員の98%
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<業務事項>
次回から プロローグ&本編です。