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声を聞かせて  作者: CACAONOVEL12
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ウザい家族達


「たっだいま~」


帰ってくんな。


「あ?テメーこの俺にどんな視線送ってんだ、コラ」


狼のような獰猛さをもった、青い目が俺を睨んだ。


「聞いてんのかよ?!」


うぜぇ。


「ウザい」


「あ?」


その時、雷のようなハスキーな声が響き渡った。


「テメェらうるせぇんだよ!!!」


悟がビクッとした。

ざまぁみろ。


「悟!テメェ、昨日どこほっつき歩いていやがった??!!」


お袋が悟を怒鳴りつけた。

俺にはトバッチリなしがいいんだが。


「べべべ別に、かかかかの彼女と一緒に、」


「まーた合コンか!」


「やーいやーい!

 怒られてやんの!」


いつの間にかいた、日向が囃し立てた。


「姉貴!テメー俺の金掏っただろ!」


「いらねーよ!あんなガキの小遣いなんざ!」


「ガキ扱いすんじゃねー!!」


うるせぇ。


日向が介入したことにより、口喧嘩が始まった。

しかもヒートアップしてってるし。


キィ。


急にドアが開いた。


騒がしかった玄関が、一気に静まり返る。


「ただいま」


親父だ。


「お、お帰りなさい」


「「お帰り~♪」」


急に肩を組んだ。

何故か俺まで引っ張られた。


「今日は早いのね~」


「会議が早く終わった」


親父はこの家で、もっとも権力が高い。


誰も親父には口答えしない。


「今日も素敵ね」


お袋以外は。


お袋は今も、親父に恋している。


親父と共に、お袋はリビングに向かった。


「「はぁぁぁぁ~」」


ペタン、という感じで日向と悟は座り込んだ。


「ああしないと、お袋怖ぇよな」


「そこは同感」


日向と悟が珍しく意気投合している。


珍しい光景を目の当たりにした。




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