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声を聞かせて  作者: CACAONOVEL12
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レズ疑惑


俺はイチゴミルクを片手に、教室に向かった。


敦也呼んで食堂行こ・・・。

面倒くせぇけど。


教室に向かう途中、使われていないと言われていた教室が目に入った。


「あぅ・・・・あ・・・・」


必死な喘ぎ声。

何かエロいぞ。


何となく教室を覗いた。

中には・・・


「芽衣、頑張って!!」


藍川の励ますような声。

泉川は・・・


俺の角度から見て、藍川に覆いかぶされてる感じ?

よくわからんけど、襲われていると解釈していいのか?


レズなのか?

藍川はレズなのか?


「う・・・うぇ・・・ゲッホ!ゲホッ!!」


泉川がむせ込んだ。

藍川が必死な形相で、泉川の細い背中を撫でる。


何してたんだ?


気になって教室に足を踏み入れた。

運悪く、目の前の机に気づかず足を強打した。


ガンッ。


いってぇ・・・。


藍川の鋭い目と、

泉川の涙目が俺に集中する。


ヤバイ・・・

気まずい。


修羅場に足を踏み入れてしまったかもしれない。


「何でアンタがいるの?」


沈黙を破った勇者は、藍川だった。


「イヤ・・・その・・・」


返答に困る。


ヤバイ・・・何かないか?


何か・・・


何か・・・


「あっきらく~ん!!♪♪」


この声は!!


「んもぉ!遅いから心配したじゃん!」


今だけ敦也に感謝する。

このウザさを活用するところがあるんだ。


流石にこの空気に敦也も気づいた。


「え?え?何この空気?」


「チッ・・・」


メンドイ。


「出てって」


藍川が睨んできた。


超コワイ・・・。


「うんうん、行こう!晃」


俺を無理矢理連れ出した。


俺は抵抗を忘れていた。

俺の目は、泉川に集中していたからだ。


「藍川超怖かったな~!」


うん。


それには同感。




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