靴下の中の星空
掲載日:2025/12/09
裏返しのまま干した靴下を裏返してから畳んだ時
あなたの寒そうな耳が浮かんできた
そうしたら夜に掃除がしたくなり、片付けをして
クリスマスの飾り付けをした
プレゼントを忍ばせておく大きな靴下をモミの木の根元に置いて
窓を開ければ小望月と星が夜の木々の間からキラキラと瞬いている
漆黒の闇色の枝葉に飾られた光たち
木々の葉影の隙間を照らしている
静かな夜に響くあの唄は黒い鍵盤の間に入ってゆく
氷砂糖が削られて小雪が舞う
わたしは瞬きをしながら味わって
瞼の奥深く沈めてゆく
闇色の透き間に 生まれた淡い光
また新しい星空をふたつの靴下に忍ばせてゆめをみようと想った




