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青春ギャラクティカ  作者: 灰色ぎつね
85/187

男子クビレ検証事件

【春の午後・校庭裏の陸上トラック】


太陽はやる気まんまん。

男子たちは意味もなく服を脱ぐ。

春の空気が「バカ」を煽っていた。


ユウ:「春は肌で語るんだ」

カズ:「詩的に脱ぐなよ」

タクミ:「先生に怒られてもしらねぇぞ」

ダイキ:「俺、もう脱皮する勢い!」



そこに現れたのは──

アイラインの威圧が風圧に勝つ【マンバ族】。


マユ:「また脱いでんじゃん、あの男子」

リカ:「最近の男子、ウエスト細くね?」

エミ:「…検証、入る?」

マユ:「科学の時間、始めよう。」



【クビレ調査開始】


リカ:「タクミ、はいストップ!」

タクミ:「え?俺?」

マユ:「腹筋、反則。彫刻じゃん」

エミ:「バキバキなのに品がある……腹筋界の貴公子」

リカ:「“腹キング”爆誕w」


(周囲ざわめき)



次、カズ。


マユ:「次、カズ!」

カズ:「やめとけ、普通だぞ」

リカ:「いや、リアルにイイ!」

エミ:「日常的な筋肉。生活感ある仕上がり。」

マユ:「“恋したくなる腹筋”ってこれね」

カズ:「恋は季節限定で頼むわ」


(※マンバ陣に刺さる発言)



そして、主役:ユウ。


リカ:「次、ユウいこ」

ユウ:「俺はフェチ筋なんだ!」

マユ:「なにそれw」

(Tシャツを引っ張られる)


\パァァァ/

陽光が照らす、左右非対称の腹筋群。


リカ:「ズレてる……?」

エミ:「芸術的な配置……?」

マユ:「神様、途中で飽きた説ある」


ユウ:「俺の腹筋は魂の乱れなんだ」

カズ:「いや、建築ミスだろ」

ダイキ:「ズレ筋参上ーー!!」


爆笑が起きる中、誰かが言った。

「でも、なんかカッコいいんだよな」



静寂を破る声。

マユ:「じゃ、最後ダイキね」

ダイキ:「え、オレ?任せろ!」


(どん!Tシャツを脱ぐ)


\……シーン/


リカ:「……え?」

エミ:「……なにも、ない」

マユ:「……これ、ひとつ割れ?」


ダイキ:「あたりまえだ!

俺の腹筋は一枚岩!団結の象徴!!」


ユウ:「内臓が友情で固まってんじゃねぇか」

カズ:「防御力だけ高そう」

タクミ:「もう、“防波堤”って呼ぶわ」


(※グラウンド全員爆笑)



マンバたちは笑いながらも、なぜか感動していた。


マユ:「あの3人+防波堤……バランス完璧じゃん」

リカ:「ズレ筋、完筋、防波筋。トリニティ完成」

エミ:「これが青春の物理法則」



木陰で見ていたギャル神社三柱。


レイナ:「バカすぎて泣けるw」

アイカ:「筋肉で世界を語るとか、詩的すぎるでしょ」

ミナミ:「青春って、均整よりも熱量なんだよ」



安藤先生、アメ車でゆっくり通過。

窓の向こうで昆布をくわえながら、呟く。


「美しい腹筋より、美しいバカが勝つのよ」



その頃、校長室。

報告書を読んだ校長が、そっとため息をついた。


「……この学校、今日も元気だな。」




夕暮れ、ユウが笑いながら言う。


ユウ:「俺の腹筋、ズレてても青春なんだな」

カズ:「おう、ズレても笑えりゃ勝ちだ」

タクミ:「青春は整ってない方が味あるしな」

ダイキ:「俺のは、整いすぎてるけどな!!」


(※全員:大爆笑)



黒板に残された今日の言葉


“割れてようがズレてようが、笑えるうちは青春だ。”


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