男子クビレ検証事件
【春の午後・校庭裏の陸上トラック】
太陽はやる気まんまん。
男子たちは意味もなく服を脱ぐ。
春の空気が「バカ」を煽っていた。
ユウ:「春は肌で語るんだ」
カズ:「詩的に脱ぐなよ」
タクミ:「先生に怒られてもしらねぇぞ」
ダイキ:「俺、もう脱皮する勢い!」
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そこに現れたのは──
アイラインの威圧が風圧に勝つ【マンバ族】。
マユ:「また脱いでんじゃん、あの男子」
リカ:「最近の男子、ウエスト細くね?」
エミ:「…検証、入る?」
マユ:「科学の時間、始めよう。」
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【クビレ調査開始】
リカ:「タクミ、はいストップ!」
タクミ:「え?俺?」
マユ:「腹筋、反則。彫刻じゃん」
エミ:「バキバキなのに品がある……腹筋界の貴公子」
リカ:「“腹キング”爆誕w」
(周囲ざわめき)
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次、カズ。
マユ:「次、カズ!」
カズ:「やめとけ、普通だぞ」
リカ:「いや、リアルにイイ!」
エミ:「日常的な筋肉。生活感ある仕上がり。」
マユ:「“恋したくなる腹筋”ってこれね」
カズ:「恋は季節限定で頼むわ」
(※マンバ陣に刺さる発言)
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そして、主役:ユウ。
リカ:「次、ユウいこ」
ユウ:「俺はフェチ筋なんだ!」
マユ:「なにそれw」
(Tシャツを引っ張られる)
\パァァァ/
陽光が照らす、左右非対称の腹筋群。
リカ:「ズレてる……?」
エミ:「芸術的な配置……?」
マユ:「神様、途中で飽きた説ある」
ユウ:「俺の腹筋は魂の乱れなんだ」
カズ:「いや、建築ミスだろ」
ダイキ:「ズレ筋参上ーー!!」
爆笑が起きる中、誰かが言った。
「でも、なんかカッコいいんだよな」
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静寂を破る声。
マユ:「じゃ、最後ダイキね」
ダイキ:「え、オレ?任せろ!」
(どん!Tシャツを脱ぐ)
\……シーン/
リカ:「……え?」
エミ:「……なにも、ない」
マユ:「……これ、ひとつ割れ?」
ダイキ:「あたりまえだ!
俺の腹筋は一枚岩!団結の象徴!!」
ユウ:「内臓が友情で固まってんじゃねぇか」
カズ:「防御力だけ高そう」
タクミ:「もう、“防波堤”って呼ぶわ」
(※グラウンド全員爆笑)
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マンバたちは笑いながらも、なぜか感動していた。
マユ:「あの3人+防波堤……バランス完璧じゃん」
リカ:「ズレ筋、完筋、防波筋。トリニティ完成」
エミ:「これが青春の物理法則」
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木陰で見ていたギャル神社三柱。
レイナ:「バカすぎて泣けるw」
アイカ:「筋肉で世界を語るとか、詩的すぎるでしょ」
ミナミ:「青春って、均整よりも熱量なんだよ」
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安藤先生、アメ車でゆっくり通過。
窓の向こうで昆布をくわえながら、呟く。
「美しい腹筋より、美しいバカが勝つのよ」
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その頃、校長室。
報告書を読んだ校長が、そっとため息をついた。
「……この学校、今日も元気だな。」
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夕暮れ、ユウが笑いながら言う。
ユウ:「俺の腹筋、ズレてても青春なんだな」
カズ:「おう、ズレても笑えりゃ勝ちだ」
タクミ:「青春は整ってない方が味あるしな」
ダイキ:「俺のは、整いすぎてるけどな!!」
(※全員:大爆笑)
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黒板に残された今日の言葉
“割れてようがズレてようが、笑えるうちは青春だ。”




