表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
青春ギャラクティカ  作者: 灰色ぎつね
333/345

恋のレッスンVI「恋愛は確率じゃなく、習性で落とす


(― バレンタイン前哨戦 ―)


昼休みの教室。

マナティは黒板の前に立ち、ポッキー片手に講義モード。

チョコとリボンの山を前に、女子たちが群がっている。


マナティ「はい、今日のテーマ。“好き”を伝えるのに、言葉はいらない♡」

女子A「じゃあ何で伝えるの?」

マナティ「——“習性”。人間の無意識を、可愛く利用するの。」


マナティ、黒板に3つの単語を書く。


《視線》《間》《温度》


マナティ「この3つ、全部“恋のスイッチ”。

 でもね、男子は言葉よりも、目と間と温度に反応する生き物なの。」


女子たち「……へぇぇぇぇ!!」



◆ 実験台:杏仁豆腐。


マナティ「じゃ、今日も実験しよ♡ モデルは……ユウくん。」


ユウ「また俺!?なに?人体実験なの!?」

ダイキ「違う。恋愛被験者。」

カズ「どっちも危険だな。」

タクミ「観測失敗の予感しかしない。」


マナティはユウの前に立ち、

まず“視線”の実験。


マナティ「人間ってね、3秒以上見つめられると“自分を好きかも”って錯覚するんだって。」

ユウ「錯覚!?怖っ!」

マナティ「はい、3秒いきまーす♡」


──静寂。

ユウ、顔真っ赤。

ユウ「な、なんか、熱く……」

マナティ「それが“温度”。錯覚、成立♡」


カズ「これ、もはや実験ってより催眠。」

ダイキ「バレンタイン、脳科学。」

タクミ「てかユウ、たぶんもう溶けてる。」



◆ 応用編:「間」の支配。


マナティ「次、“間”。

返事をワンテンポ遅らせるだけで、男は“ドキッ”とする。

——“自分の言葉を待たれた”って思うから♡」


女子B「そんなことで?」

マナティ「“そんなこと”が恋の主成分♡」


ユウに近づいて、笑う。

マナティ「ねぇ、ユウくん。……好き?」


間。

空白。

ユウ、思考停止。


ユウ「……えっ(0.5秒)……いや(1.5秒)……なにこれ!!」

マナティ「はい、今の間、恋っぽかった♡」


ダイキ「天才だ……人の脳に恋を植えた!」

タクミ「倫理的にアウトなレベルで上手い。」

カズ「もはや戦略兵器。」



◆ 終盤:四柱、見学モードで乱入。


レイナ「マナティ、また授業してるの?笑」

アイカ「観測結果:男子、全滅。」

ミナミ「……恋を論理でやると、面白くなくなる。」

マナティ「あら、センパイたちの恋は“本能派”?」

ミナミ「違う。“無自覚派”。」


──その一言で、ユウの心臓が跳ねた。


ユウ(心の声)「(なんだろ……言葉にできない感じ……)」


マナティ、そんな様子を見てニヤッと笑う。

マナティ「ね?“理性”の下には、ちゃんと“本能”があるの。

バレンタインって、それを確かめる日なんだよ♡」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ