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青春ギャラクティカ  作者: 灰色ぎつね
318/325

カッコイイ部屋着とは ― 美と油断の境界線 ―


放課後の部室。

机の上にはファッション誌。


ユウ「なぁ、カッコイイ“部屋着”ってなんだと思う?」

ダイキ「寝るときの服だろ?」

ユウ「違う。“おうちデートで女子が見ても引かない部屋着”だ。」

タクミ「テレビの影響受けすぎだろ。」

カズ「つまり……整いすぎず、ラフ?」

ユウ「そう。“だらしない一歩手前”が正解。」

ダイキ「お前、すでに一歩先のだらしなさ。」



◆ 検証会議、開幕


カズ「俺はスウェット派。ゆるいけど清潔感あるやつ。」

タクミ「清潔感、大事だな。」

ダイキ「Tシャツに短パン!動ける!肉焼ける!」

ユウ「お前それ部屋じゃなくて野外活動だろ。」


ユウ「俺は、黒Tにスウェットパンツ。袖まくる。手首チラ見せ。」

カズ「お前の恋、だいたい手首経由するよな。」



◆ 三柱、降臨


レイナ「なに話してんの〜?服の儀式?」

アイカ「……また人間たちが“正解”を探してる。」

ミナミ「“整いと油断の境界線”ってやつね。」


ユウ「先輩たちはどうすか?理想の部屋着。」


レイナ「うちはパーカー!で、ショーパン!もう勝ち!」

カズ「男子全員沈黙。」


アイカ「私は白シャツ一枚。思考整理にちょうどいい。」

ユウ「……え、それって下は……履かないんですか?」

(沈黙)

アイカ「……話の焦点、そこじゃない。」

レイナ「見た目、想像してんじゃねーよバカ豆!」

タクミ「完全に想像してたな。」

ユウ「してないしてない!(してた)」


ミナミ「……で、私は何も飾らない。」

ユウ「つまり、無防備こそ最強……!」

ミナミ「落ち着け。語彙が危険域。」



結論らしきもの


ダイキ「整いすぎず、ラフで、清潔で……でもちょっとだけ油断。」

カズ「見せるんじゃなくて、見られてもいい服、だな。」

タクミ「ハードル高ぇ。」

ユウ「青春って、服選びみたいなもんだよな。」

カズ「出たよポエム男子。」

ユウ「整えすぎると嘘っぽい。でも、だらけすぎると冷める。その間で揺れてんだ。」

ダイキ「おうちデート、いつ来るんだよ。」


ミナミ、去り際に一言。

「……油断ってね、“信頼”の別名なのよ。」


その一言で全員、黙る。


——青春、服選びすら迷走中。


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