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青春ギャラクティカ  作者: 灰色ぎつね
306/315

雪予報バカ通信 ― 白い息で告白すな!


──昼休み。

テレビの天気予報が「明日は初雪の可能性」を告げた瞬間、ユウの脳がバカ電波を受信した。


ユウ「……聞いたか、お前ら。」

ダイキ「どうせロクな話じゃねぇな。」

ユウ「“初雪の日に告白すると恋が叶う”んだとよ!」

タクミ「恋とかじゃなくて、バカが降る日だな。」

カズ「どうせまた“熱”とか言い出すんだろ?」

ユウ「違う!今回は“息”だ!!!」

全員「!?!?」


ユウ「白い息が見えた瞬間! それが恋のタイミングなんだよ!!」

ダイキ「お前、理科と保健体育混ざってるぞ。」

ユウ「明日、俺たちは“息で告白する”!」

タクミ「……口臭の話じゃねぇよな?」

ユウ「青春は、吐くんだよ!!」

全員「やかましいわ!!!」


──翌朝。

雪、降らず。気温、ギリプラス1度。


ユウ「チッ、白くならねぇ……」

カズ「お前の恋もな。」

ダイキ「見ろよ、これ使え。」(カップ麺を差し出す)

ユウ「湯気で愛を表現すんな!!!」


三柱登場。

レイナ「なにしてんの、息ハァハァして。」

アイカ「観測結果:集団ヒートアップによる脳温上昇。」

ミナミ「……青春って、息切れのこと?」

ユウ「違うんです!これは呼吸の告白!!」

ミナミ「酸欠で倒れそうね。」


──午後。ついに雪、降る。

ユウ「見ろおぉぉ!白い息ぃぃぃ!!!」

(全力疾走)

ダイキ「こいつ走って発熱してんじゃねぇか!」

カズ「体温で告白するな!!」

タクミ「青春の燃焼効率、悪すぎ!!」


その瞬間──ツルッ。

ユウ、盛大にスリップ。

雪煙の中で、転がりながらも叫んだ。


ユウ「俺は今、“発情”してるぅぅぅぅぅぅ!!!!!」

全員「やっぱ言ったァァァァァ!!!!」


──沈黙。

雪の中、ミナミがそっと息を吐く。

「……ほんと、救いようのないバカ。」

でもその声、少しだけ笑ってた。


──放課後。

制服びしょ濡れのまま昇降口で。


ユウ「結局、“白い息で告白”って何だったんだろな。」

カズ「ただの呼吸。」

タクミ「でも、全力でしてたな。」

ダイキ「肺で恋してたな。」

ユウ「……青春って、酸素だな。」

全員「うるせぇわ!!!」


雪の夜、笑い声と白い息が混ざって、

空にバカがひとひら舞った。


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