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青春ギャラクティカ  作者: 灰色ぎつね
304/315

ミカン胸詰め戦線 ― 果実とフェチの臨界点 ―


──放課後の部室。

こたつを囲んで、湯気と笑いと男子のしょうもなさが充満していた。


ユウ「……なぁ、お前ら。」

ダイキ「んあ?」

ユウ「みかんってさ、胸に詰めたくならね?」

タクミ「……また始まった。」

カズ「こたつ入ると理性も脱ぐんだよな、お前。」


ユウ「だって見ろよこのフォルム!

 神が“詰めよ”って言ってる形じゃん!」

ダイキ「果実に託すな!」


──沈黙。

全員、真剣な目でみかんを見つめる。

完全にアスリートの集中力。


ユウ「……これくらいだろ。」

(小さめのみかんを胸にあてがう)


タクミ「いやいや、それじゃレイナ先輩足りねぇだろ!」

(明らかにLサイズのみかん2個を胸に)


カズ「やめろ名前出すなァ!!」

ダイキ「お前、敬意を込めろよ!もっとこう、神々しく扱え!」


──地獄のミカン盛り選手権、開幕。


ユウ「俺はリアリズム派だ!」

タクミ「俺は理想主義派だ!」

ダイキ「俺は夢詰め派だぁぁぁ!!」

カズ「俺は止める派だッ!!!」


机の上には皮、皮、果汁。

理性より果汁が溢れる。


──ドア、ガラッ。


レイナ「……あんたら何してんの?」

アイカ(冷静)「観測記録:果実フェチ暴走中。」

ミナミ(淡々と)「……集中力だけは評価する。」


ユウ「せ、先輩これは青春の人体研究で!」

ミナミ「……で、結論は?」

ユウ「実際は……もっとあるなと。」


(沈黙)


レイナ「はぁ!?なに勝手にサイズ分析してんのよ!!」

アイカ「レイナ、怒ると風圧で皮飛ぶ。」

ダイキ「ミカン爆発注意!!」


──果汁まみれの戦場。

笑いと悲鳴が入り混じる部室。


ミナミ「……着痩せするんすね、じゃないのよ。」

ユウ「反省してます。」

ミナミ「……どうだか。」


──こたつの中に残る、甘い香りとバカの余熱。

青春は、くだらなさで温まる。


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