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ピョンッと青春 ― バニートラップ翌日談 ―
──昼休み。
昨日の熱がまだ校舎にこもってる。
廊下を歩けば、「#ピョンッ」が小声で飛び交っていた。
ユウ「……昨日の、破壊力やばかったよな。」
カズ「正直、寝ても夢に出た。」
タクミ「黒タイツの光沢って、なんか哲学。」
ダイキ「それな。“反射のロマン”。」
ユウ「お前ら、もはや研究室だな。」
──そこへ、三柱登場。
レイナ「なに真顔で会議してんの? ピョン会?」
アイカ「“反射のロマン”って言葉、二度と使わない方がいいわ。」
ミナミ「……熱に浮かされてるのね。下がらない熱は、危険。」
(杏仁豆腐、全員立ち上がって)
全員「ピョンッ!!!」
沈黙。
三柱、目を細める。
レイナ「……バカだ。」
アイカ「でも、バカって強いのよね。」
ミナミ「……いいわ、その熱。青春の平熱ってとこね。」
マナティ(少し照れながら)「……まさか、まだやってるとは思わなかったけど。」
ユウ「だって、止まんねぇんだよ。熱も、ピョンも。」
マナティ「ふふ……ほんと、バカ。」
──そして、また全員。
「ピョンッ!!!」
窓の外で風が鳴る。
音も笑いも、全部が混ざって、
ひとつの“熱”になっていた。




