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青春ギャラクティカ  作者: 灰色ぎつね
286/341

補習スイムサバイバル ― 緑のプール、青春の味 ―


──放課後、太陽が傾く。

セミの声がやけに長く感じる夏の終わり。


ユウ「……マジでやんの?これ。」

体育教師「やらなきゃ単位出さねぇぞ。」

タクミ「地獄の水泳補習、開幕ってことか。」

カズ「もう“青春の残業”だな。」

ダイキ「……水、緑すぎね?」


そう、プールは夏を越えていた。

誰も使わなかった25メートル。

底が見えないほど、ど緑。



ユウ「え、これ泳いでいいの?

なんか、コケとか人格持ってそうなんだけど。」

カズ「命より単位が重いんだよ、行け。」

タクミ「俺、足つったら先に逃げていい?」

ダイキ「バカ、友情は沈めねぇ!」


──バッシャーン!

4人の青春が、藻の沼に突入した。


ユウ「ぐっ……!ぬるっ!?何か生きてるぅぅぅ!」

カズ「酸素がないのに生命を感じる!」

ダイキ「誰かタニシ踏んだ!!!」

タクミ「緑ってこんな味すんのかよ!!!」



10往復後。

地獄の修行を終え、息も絶え絶えに上がる4人。

ユウ「……達成感より、敗北感。」

カズ「俺たちの青春、藻に吸われたな。」

ダイキ「これで単位もらえなかったら、校舎燃やす。」

タクミ「おい……プールの色……夕陽に反射して金色だぞ。」


一瞬、全員黙る。

あの汚れた水が、夕陽を受けて輝いていた。


ユウ「……緑でも、光るんだな。」

カズ「青春も同じだな。どんな色でも、照らせば光る。」

ダイキ「名言出たぞ、沈んだ奴から。」


沈黙。

風が吹く。


ユウ「……くっせ!!」


全員「うわあああ!!!」


──青春の単位、合格たぶん


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