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青春ギャラクティカ  作者: 灰色ぎつね
105/194

バカ罪の受刑者たち 〜泡立てろ青春〜

──放課後のプールサイド。

罪状:「夜間フルチン入水未遂」。

刑罰:泡立ての刑・終身。


教師「泡で罪を清めろぉぉぉ!!」

ユウ「清めます!魂ごと!!」

カズ「もう皮ふふやけてるんだけど!」

ダイキ「青春、手荒れ案件!」

タクミ「早く帰らせて……」


──地獄の洗浄フェス、開幕。



◆ ギャル神々、視察に来る。


ミナミ「……バカ、再犯。」

アイカ「泡って反省よりもテンション上げる作用あるよね。」

レイナ「見て、全員サルのテンションw」


マユ「おっ、**バカ罪の受刑者じゃん。**反省の泡?」

リカ「いや、IQの泡。」

エミ「脳みそまで界面活性剤入り〜!」



ユウ「違う!俺は泡で芸術を贖うッ!!」


──そう言って、泡を両手ですくい上げた。

神聖な表情。

完全にスイッチ入ってる。


カズ「やめとけ、もう嫌な予感しかしない」

タクミ「お前が芸術に手を出すたびに、事件が起きる」

ユウ「今回は違う。泡で“美”を作るんだ……腰のラインを、な。」


ダイキ「出た、フェチの方向オンチ!」



◆ 泡の女神像、完成。


白く泡立つプールの中央に──

腰から下だけ異様に完成度の高いミナミ像。


タクミ「なんで下半身だけ神の領域!?」

カズ「泡の量、下半分に集中してる!!」

リカ「フェチの圧縮芸術だ……」

ミナミ「……造形力だけは、いい。」


──その瞬間、風が吹く。

泡像、傾く。倒壊。教師、直撃。


教師「誰だこの半裸モニュメント作ったのぉぉ!!」

ユウ「泡が勝手に形になったんです!!」

ダイキ「罪、追加されたなこれ!」



◆ 放課後・ギャル神社にて。


レイナ「バカの洗浄力、史上最高w」

アイカ「泡で反省できない才能って貴重。」

ミナミ「……でも、熱が冷めないのはいい。」


安藤先生(昆布を噛みながら)

「青春ってのは、汚れより泡立ち。

 落とすより、残す方が眩しいのよ。」


──夕陽が泡に反射した。

笑い声が水面を震わせる。


青春。

反省ゼロ、熱量100。


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