マックデスマッチ 〜恋よりも脂〜
──放課後、駅前マクド。
紙袋の塔、総数56個。
甘いバンズの香りが青春の引火剤だった。
ユウ「俺、悟った。青春は“摂取カロリーの総量”で決まる!」
カズ「お前、いちいち悟るな」
タクミ「いや、悟る前に医者行け」
ダイキ「勝った方が恋愛運アップってことで!」
ユウ「うん、それっぽい!」
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◆ ギャル神社へ召喚
杏仁豆腐、三柱の前で正座。
儀式みたいな空気。
ユウ「ミナミ先輩、ペア組んでください!」
ミナミ「やだ。マヨネーズの飛沫、服につくから。」
タクミ「アイカ先輩!戦略的勝利、お願いします!」
アイカ「カロリーで脳がバグる勝負に、戦略なんか無いでしょ。」
ダイキ「レイナ先輩!食うの好きそうだし!」
レイナ「なにその失礼な導入!?てか恋愛より消化ってどうなのよ!」
(全員沈黙)
ミナミ「……実況ならやってあげる。バカの祭りは、見届ける価値ある。」
レイナ「うちら実況!?」
アイカ「しょうがない、胃袋も青春の器ってことで。」
ミナミ「マンバ、あんたたち、参加してやりなさい。」
マユ「了解ッ!黒の鉄壁・胃袋版!」
リカ「油の中に輝くは真ギャル魂!」
エミ「胃酸とラメ、混ざって発光。」
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◆ ペア分け完了!
•ユウ × マユ(闇のカリスマとフェチの融合)
•カズ × エミ(静寂の地獄コンビ)
•タクミ × リカ(美容と狂気のマヨ地獄)
•ダイキ × 誰もいない(孤高の胃袋)
ダイキ「え、俺ソロ?」
ミナミ「胃袋が相方でしょ。」
ダイキ「詩的すぎて泣きそう。」
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◆ マックデスマッチ開幕!
実況:レイナ&アイカ
審判:ミナミ(圧)
撮影:マンバサブチーム(ハイテンション)
「Ready… Set… Go!!」
バンズの音が銃声みたいに響く。
ユウ「マユ、愛の証明いこうぜ!」
マユ「ケチャップは戦場の血ってやつよ!」
レイナ「なにその青春バイオレンスw」
アイカ「血糖値が戦場ね。」
カズ「……静かに食べれば勝てる。」
エミ「……無言の咀嚼。」
レイナ「なにこのホラー映画みたいな空気w」
アイカ「ASMR地獄。」
タクミ「マヨ多くない?肌荒れそう……」
リカ「吸え!ラメごと吸えッ!」
レイナ「美容の真逆いってるww」
アイカ「美と狂気の共存、芸術点高い。」
ダイキ「俺の胃袋が吠えてるぅぅぅ!!」
ミナミ「……黙れ。油が跳ねる。」
全員「ヒィィィッ!!」
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◆ 地獄の中盤
ケチャップ弾が飛び、レイナの頬に命中。
レイナ「ちょ!?今、私ポテト味の女!!!」
アイカ「実況に攻撃は反則ww」
ミナミ「……熱量、上がってきた。いい。」
ナムサン(どこからともなく)「戦う胃袋は美しいぃぃ!!」
ミナミ「声で油が揺れてる。黙ってて。」
ナムサン「んまっ♡」
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◆ 終盤戦:消化と魂の境界線
ユウ「……見えてきた。宇宙の真理が……!」
マユ「それ胃もたれ。」
カズ「腹が……哲学してる……」
エミ「……無言の昇天。」
ダイキ「俺は食う!胃袋が俺だ!」
リカ「こいつ悟り開きそう!」
レイナ「青春の定義がカロリー消費w」
アイカ「いいのよ、燃えてるうちは青春。」
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◆ フィナーレ
ミナミ「優勝、ダイキ。胃袋の暴君。」
レイナ「もはや種族が違うw」
アイカ「異能系主人公。」
ユウ「……でも、こういうバカ、悪くないでしょ」
ミナミ「悪くない。青春は、焦げるくらいがちょうどいい。」
安藤先生(ドライブスルーから顔出し)
「青春ってのは、油まみれでも笑える根性よ。」
──笑いと煙が春の空に溶けた。
ケチャップ色の夕焼けが、なぜか美しかった。




