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【3巻電子書籍発売】王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど……  作者: 古里@3巻電子書籍化『王子に婚約破棄されたので義理の兄が激怒して
お義兄様と婚約しました

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捕まったところは大聖堂の地下室でした

私は夢を見ていた。


場所は戦場みたいだった。


お義兄様がレッドに乗って凄まじい勢いで駆けていた。


鬼気迫るものがあった。

私にはお義兄様が怒り狂っているのが判った。


どうしたんだろう? 何に怒っているんだろう?


そして、お義兄様の周りには、誰もいなかった。お義兄様が全速力でレッドを走らせているのだ。

レッドは神馬の中の神馬なので全力で駆けたら、ついてこれる馬なんていないのだ。

当然一人で突っ走ることになる。


あれだけ言ったのに、またしてる!

私はむっとした。

あれだけ味方を置いて一人では突っ走らないと約束したのに!



そんなお義兄様の前に大軍が現れた。


そして、その大軍の中にお義兄様がたった一騎で突っ込んでいくのだ。


ただ一人で……


「ウォーーーーー」

雄叫びを上げながら……


待ち構える敵の大軍の中にただ一人で突っ込んでいくのだ。


そんなの無謀だ!


「お義兄様! 止めて!」

私は大声で叫んでいた。




はっと目を覚ました。


床が見えた。


白い床だ。


「うっ、痛い」

起き上がろうとして後ろ手に縛られているのが判った。


「目を覚ましたのね」

上から声がかけられた。それはどこかで聞いた事のある声だった。


しかし、縛られているのでその声の方を見られない。顔を向けようとして無理だった。


「ふん、無様なものね」

そう言うと、女が髪の毛を掴んで起こしてくれたのだ。

「痛い!」

髪の毛が抜けそうでとても痛かった。


目の前に、とても見知った顔があった。


「セリーヌ!」

そう、そこにはセリーヌ・モンテロー元公爵令嬢がいたのだ。


確か、公爵家はおとりつぶしになったはずだ。なんでセリーヌがここにいるんだろう?

それも私の髪を掴んで……本当に痛いのだ。


「痛いわ。離して!」

私はセリーヌに頼んだ。


「あっそう」

セリーヌはあっさりと髪の毛を離してくれた。

でも、私を支えるものがなくなって私はそのまま床面に激突したのだ。

バシン!


「痛い!」

まあ、大した距離は無いけれど、衝撃が体中に走った。

私は顔も少しうっていた。


痛い!

私は涙目になった。


「ふんっ、どう、囚われた気分は」

セリーヌがそう言って笑ってくれたのだ。こ、このセリーヌ。なんてことしてくれるのよ!

私は怒鳴り散らしたかった。でも、ここは我慢だ。


「なんでこんな事するの?」

私は一応冷静に聞いていた。


「はあ、なんでですって」

でも、その言い方も悪かったみたいだ。


「うっ」

お腹に衝撃が来た。


思いっきりセリーヌに蹴られのだ。


「よくもそんな事が言えたわね。あんたのせいで私がどうなったと思っているの? お父様は殺されて、私達は平民に落とされた。それがどんなものか判っているの」

セリーヌは聞いてきたけれど、

「何言っているのよ。サンタルでは私はほとんど平民として生活してきたわよ」

私が言い返すと、

「そうだったわね。あなたは元々身分卑しい子爵家の出だものね」

セリーヌが笑って言ってきたけれど、子爵家でも一応貴族なのだ。公爵家とは比べ物にならないけれど、平民じゃない! まあ、ここでセリーヌと喧嘩してもまた蹴られるだけでいい目には会わないだろうから黙っているけれど。


「自分が出来るからって人にさせるなんて、よくもしてくれたわ。子爵家と公爵家では違うのよ」

なんか見当違いなことを言っているけれど、そこは無視した。


「そんな時よ。あんたら帝国にひどい目に合わされた人たちが作ったAAAという、組織にスカウトされたのよ」

「AAAに!」

聞いたことはあった。反帝国組織だ。帝国に滅ぼされた貴族の末裔とかが集まって作った組織で、お義兄様の実のお母様がそのテロで殺されたと聞いていた。


「そうよ。だから、あなたももう終わりよ」

そう言うとセリーヌは高笑いをしてくれたのだ。


「どう? 囚われの身になった気分は、気持ちが良いでしょう」

そう言うと靴で私の顔を踏みつけてくれたのだ。


汚い靴で踏むなと余程言いたかった。


が、ここで下手な刺激をするのは良くない。


「セリーヌ、そのくらいにしなさい」

そこに男の声が聞こえた。


「はい。トーマス様」

セリーヌは足を退けてくれた。

そして、私を一応座らせてくれたのだ。


その私の眼の前に私の見知った顔があった。私の目は驚愕に開かれていた。


「お久しぶりですな。エリーゼ・ロザンヌ様」

その男はにこやかに挨拶してくれた。


「トーマス・シュナイダー卿」

そう、そこには帝都の教会の大聖堂のトップ、トーマス・シュナイダー卿がいたのだ。


「あなたがAAAのトップだったの」

なんで帝都の教会のトツプがAAAにいるの?

私には理由が判らなかった。


「ほう、そこまで判りましたか。それでは生かして返すわけには行きませんね」

男は笑って言ってくれた。まあ、教会なんてめったにこないからあまり知らないが、その濁りきった瞳をギラつかせた男の顔はあまり見たいものではなかった。

それに元々顔をさらした段階で生かして返すつもりなんてないんだろう。


「私を捕まえてどうするつもりなの?」

「なあに、あなたには恐竜皇子をおびき出す、囮になってもらうんですよ」

「お義兄様をおびき出す?」

「そうです。今東方で反乱が起きています。あなたのお兄様は鎮圧に向かわれています。そこへあなたの誘拐の報が入ればお兄様は心配して帰って来られるでしょう。

そして、あなたを餌に恐竜皇子をおびき出すんです。

あなたさえ人質に取っていれば恐竜皇子は手も足も出せないでしょう。

恐竜皇子はここで我々に殺されるしか無いのですよ」

トーマスはそう言うと高笑いしてくれた。


なんかトーマスはとんでもないことを言ってくれるんだけど。

「お義兄様があなた達にやられるわけないじゃない!」

私がきっとして言い返したのだ。こんな所で、そんな事は言ってはいけなかったのだ。


「黙れ、小娘」

次の瞬間、凄まじい衝撃が私の顔に走った。


私はトーマスに顔を殴られてふっとばされていたのだった。


ここまで読んで頂いて有難うございました。

捕まってしまったエリーゼとお義兄様の運命やいかに?

続きは今夜です。


続きが気になる方はブックマーク、広告の下の評価☆☆☆☆☆を★★★★★して頂けたら嬉しいです(*ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾

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私のお話、ここまで読んで頂いて本当にありがとうございます。

次の話

『悪役令嬢に転生させられた地味令嬢ですが、ヒロインの方が強くて虐められているんですけど……』https://ncode.syosetu.com/n7240kb/


この話の

次の作品はこちら

『婚約破棄されたので下剋上することにしました』https://ncode.syosetu.com/n0747ju/


この話が電子書籍化されました

表紙画像
1巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど 卒業パーティーは恐竜皇子と恐れられるお義兄様と一緒に』
上の表紙絵はおだやか先生が可愛いエリーゼを守る格好良いお義兄様を描いて頂きました。
このなろうで書いたのに【お義兄様との洞窟探検】2万字の描き下ろしが追加されています。
小さいヒロインのエリーゼはダンジョンに潜りたいとお義兄様に無理やり連れて行ってもらって、巻き起こす大騒動。
後で知ったお義父様(皇帝)が怒るもエリーゼの前に撃沈、更に行ったダンジョンにはなんとあの…………、とても面白いお話になっています。

■【3千字のSS商人の娘の独り言シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/


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表紙画像

表紙絵はおだやか先生が美しい、お義兄様とエリーゼのキスシーンを描いて頂きました。
2巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど…… 帝国に帰還しての宮廷夜会、お義兄様にキスされてしまいました』
こちらの新規書き下ろしはセッシーとの出会いです。皇帝一家でセシール湖にお出かけしたエリーゼはお義兄様たちと湖の地下宮殿に冒険に出かけます。
反逆の陰謀と共にそこにいたのは巨大な水竜で…… とても面白いのでぜひとも手にとって頂けたら嬉しいです。

■【3千字のSSドレス工房の主の独り言シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/vol/2/


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3巻表紙画像

表紙絵はおだやか先生がエリーゼをお義兄様が抱きあげる美しいシーンを描いて頂きました。
3巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど…… そのお義兄様から「エリーゼ、どうか結婚してください」と求婚されました。』
こちらの新規書き下ろしは学園に出る幽霊竜退治です。学園時代のお義兄様の幽霊騒動にエリーゼが一緒に冒険します
とても面白いのでぜひとも手にとって頂けたら嬉しいです。

■【3千字のSS連れ子様の護衛騎士・シーモア特典付き】
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ぜひとも手にとって見ていただければ嬉しいです。

この話のスピンオフはこちら


『【なろう500万字達成記念】知らない男から婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの学園を止めさせると叫びだしたんだけど』
https://ncode.syosetu.com/n3697jc/



私の最新作はこちら

『男爵令嬢に転生したら実は悪役令嬢でした! 伯爵家の養女になったヒロインよりも悲惨な目にあっているのに断罪なんてお断りです』https://ncode.syosetu.com/n7673jn/


アルファポリスのレジーナブックスにて

【書籍化】

しました!
2023年6月28日全国1200以上の書店にて発売しました。表紙画像は11ちゃんさんです。
表紙画像
表紙絵をクリックしたらレジーナブックスの説明ページに飛びます。


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手に取って読んで頂けたら嬉しいです。

なろうの掲載ページ『悪役令嬢に転生したけど、婚約破棄には興味ありません! ~学園生活を満喫するのに忙しいです~』https://ncode.syosetu.com/n3651hp/

第一部は書籍化の規約上3分の1残して後は他者視点で繋いでいます
「えっ、ゲームの世界の悪役令嬢に生まれ変わった?」
頭をぶつけた拍子に前世の記憶が戻ってきたフラン、
でも、ケームの中身をほとんど覚えていない!
公爵令嬢で第一王子の婚約者であるフランはゲームの中で聖女を虐めて、サマーパーティーで王子から婚約破棄されるらしい。
しかし、フランはそもそも前世は病弱で、学校にはほとんど通えていなかったので、女たらしの王子の事は諦めて青春を思いっきりエンジョイすることにしたのだった。
しかし、その途端に態度を180度変えて迫ってくる第一王子をうざいと思うフラン。
王子にまとわりつく聖女、
更にもともとアプローチしているが全く無視されている第二王子とシスコンの弟が絡んできて・・・・。
ハッピーエンド目指して書いていくので読んで頂けると幸いです。

私の

2番人気の作品はこちら

『モブですら無いと落胆したら悪役令嬢だった~前世コミュ障引きこもりだった私は今世は素敵な恋がしたい~』https://ncode.syosetu.com/n8311hq/

私の

3番人気の作品はこちら

『皇太子に婚約破棄されましたーでもただでは済ませません!』https://ncode.syosetu.com/n8911gf/

この話の

次の作品はこちら

『王太子に婚約破棄されて両親を殺した野蛮王に売られそうになった時、白馬の騎士様が助けてくれました』https://ncode.syosetu.com/n6878ix/


前の前の作品『傭兵バスターズ』元剣聖と悪役令嬢率いる傭兵団の冒険活劇https://ncode.syosetu.com/n3697jc/


この話の

前の作品はこちら

『天使な息子にこの命捧げます』https://ncode.syosetu.com/n9455ip/

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