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【3巻電子書籍発売】王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど……  作者: 古里@3巻電子書籍化『王子に婚約破棄されたので義理の兄が激怒して
お義兄様と婚約しました

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尖塔の上まで登ってお義兄様が何か始めたと思ったら、弟の行っていた孤児院で爆発が起こり、駆けつけたら真っ赤に燃えていました

私はたらふくチョコレートパフェを堪能して大満足だった。


最後はハートのチョコレートをお義兄様がくれたのだ。


「えっ、でも、全部は」

私が言うと

「じゃあ、俺が食べさせてやるから」

お義兄様はそう言うとチョコを割ってくれて、私の口の中に入れてくれた。


「あっ、このチョコも美味しい」

私の言葉にお義兄様もかけらを口に入れた。

「本当だな」

そう言って、また一つ私の口の中に入れてくれた。


そうやって、大半を私の口の中に入れてくれたのだ。



「おい、エリ、大丈夫か」

食べ終わって、外に出た私がお腹を少し押さえているとお義兄様が心配して聞いてくれた。


「少し散歩すればぜんぜん大丈夫よ」

私は言い切ったのだ。せっかく街にお義兄様が連れてきてくれたのだ。

こんなのでダウンしていてはたまらない。


「なら良いが。じゃあ、ぶらぶら歩くか」

「うん」

私はお義兄様に頷いたのだ。


お義兄様は私の手を繋いで歩いてくれた。


それは人通りも多いから、はぐれたらまずいというのもあったけれど、もう子供ではないのに!


でも、久々の帝都は楽しかった。


「あっ、お義兄様、あちらに可愛い小物の店がある」

私はお義兄様を連れてその雑貨店に入った。


中にはいろんな可愛い雑貨が置いてあった。


私は、うさぎの小さいぬいぐるみに目がいったのだ。


「何、これ、可愛い」

色とりどりの大きさで色も色んな色が揃ったうさぎの可愛いぬいぐるみの山があった。


「どうする。買うのか。買ってやるぞ」

「本当に!」

お義兄様の声に私は喜んで見比べた。

私は青目の金色のぬいぐるみにしたのだ。

「えっ、なんか俺みたいだな」

「本当だ」

そのうさぎはお義兄様の髪の色をした金の毛色で瞳はお義兄様と同じ碧眼だった。なんかそう言う目で見るとやんちゃそうだった。


「じゃあ俺はこれで」

お義兄様が手に取ったのは黒目がクリクリとした黒い毛の可愛いうさぎだった。


「えっ、それって私?」

「みたいだろう」

お義兄様はそう言うとその二体を買いにレジに並んでくれた。


私はその間、他の物を見ていた。

「あれっ、あれって恐竜」

あちらの方に恐竜の置物みたいなものがあってそちらに歩いている時だ。

「んっ?」

私は憎しみに満ちた視線を感じた。

そちらを見ると、遠くに慌てて青い髪の女が外に出ていくのが見えたのだ。


どこかで見た姿だ。


「あっ」

私は慌てて外に追いかけようとした。


「どうした?」

お会計を終えたお義兄様が飛んできてくれた。


「セリーヌさんがいたような気がしたの」

「セリーヌって、あのサンタルの公爵令嬢か?」

私達は慌てて外に出てみたが、もうそこには誰もいなかった。


「気のせいじゃないのか?」

お義兄様が言ってくれた。

「うん、そうよね。サンタルはここから大分離れているし、まさか帝都にいるわけないわよね」

私はお義兄様に頷いていた。


でも、あの後ろ姿は本当にセリーヌにそっくりだったんだけど。それとあの憎しみに似た視線も。

私は首を振った。

こんな遠くにいるわけは無いのだ。いるはずのない人のことを考えても仕方がないと私はその事は忘れることにしたのだ。



そのまま、私達は店を見て回りつつ、天空にそびえ立つ帝都で一番高い尖塔の前まで来たのだ。


「どうする、エリ、この尖塔に登ってみるか?」

お義兄様が聞いてくれた。

前回は時間が無くて天辺まで登れなかったのだ。

「うん、登れるのならば登りたい」

私が頷くと、お義兄様は尖塔の側にいる騎士に話に行ってくれた。


「よし、了解は取って来たぞ」

すぐに帰って来たお義兄様が言ってくれた。

「やった」

私は喜んでお義兄様について中に入ったのだ。


中は螺旋階段がずうーっとてっぺんまで続いていた。


「凄い!」

最初は勇んで登りだした私だが、階段の一番上までは遠かった。


だんだん私は疲れてきた。


「お義兄様、もう少し、ゆっくり行って」

私はもうゼイゼイ言っていた。


上はまだまだだ。


「エリ、最近全然運動していなかっただろう」

お義兄様が呆れていってきた。


「少しはやっていたわよ」

私が言うが、


「でも、こんな階段で息が上がっているようじゃ全然だぞ」

お義兄様に注意されて、そう言えば、そこまでの運動はしていなかった気がした。

私は反省した。

よし、明日から運動しようと思ったのだが、問題はこの上までどう行くかだ。


「おぶってやろうか」

というお義兄様に流石に頷くわけも行かず、私は休み休み、何とか一番上まで登りきったのだ。


一番上は柱に囲まれた吹きさらしだったが、柵は一応あった。


「うわあ、凄い」

その塔の上からは帝都が一望できた。

私は柵を掴みつつ見渡したのだ。


「おい、落ちるなよ」

お義兄様はそう言うと私の肩に手をおいて抱いてくれた。


「うーん、もう子供じゃないのに」

私が言うと

「子供だとは思っていないさ」

お義兄様が言ってくれるが、どうだか……


地面にあり粒のように人が動いているのが見えた。


「あっ、お義兄様、先程までいた雑貨店があるわ」

「本当だな」

「あ、あれって喫茶ギャオスじゃない。凄いこれだけ歩いたんだ」

私は次々指さしていった。

わからないものはお義兄様に聞く。


遠くの丘の上に宮殿も見えた。

そのすぐ近くにお祖母様の家の公爵邸も見えた。


「なんか凄いね。ここから見たら皆模型みたいに小さい」

私はお義兄様に言っていた。

「そうだな」

お義兄様が頷いてくれた。


私はしばし風景に見とれていた。太陽が大分傾きつつあり、そろそろ夕方だ。


「エリ、俺が昔、東方10カ国を制圧したら、お前に頼みたいことがあるって言っていただろう」

お義兄様が言ってきた。

そう言えばそんな事をお義兄様が言っていた。


「どんな事? 私がやれることにしてよ。無理なことは駄目だからね」

そう言ってお義兄様を見たら、冗談で何か返してくれると思ったのに、真面目にこちらを見てくれたんだけど。


何なんだろう? そんなに真面目に見てくれて。


私が小首を傾けた時だ。


いきなり、お義兄様が私の前に跪いてくれたのだ。


「エリーゼ・ロザンヌ」

お義兄様がいきなり私の名前を読んでくれたのだ。


「はい」

私は思わず返事していた。一体何が始まるの? なんか騎士の誓いみたいだ。


私が思った時だ。


ドカーン


遠くで爆発音がしたのだ。


そして、黒煙が上がった。


「殿下、大変です。テロ行為みたいです」

階段の所に控えていた騎士が叫んできた。



「中央区の孤児院のほうで爆発が起こったみたいです」

私はその言葉を聞いて唖然とした。


「シス! シスが今日は孤児院に慰問に行っているはずよ」

私はそう言うと慌てて、階段を駆け下り始めたのだ。


「待て! エリ」

お義兄様が慌てて追いかけてきた。

私はどこにそんな力が残っていたんだろうという速さで一気に階段を駆け下りたのだ。


そのまま、駆けていこうとした私を止めるとお義兄様は馬を騎士から借りてくれたのだ。


お義兄様は必死に馬を駆けさせてくれて私はお義兄様の手に捕まっているしか出来なかった。


でも、ついた孤児院の建物は真っ赤に燃えていたのだった。


ここまで読んで頂いて有難うございます。

シスの運命や如何に?

続きは今夜です。


作者のモチベーションアップになるのでブックマーク、広告の下の評価☆☆☆☆☆を★★★★★して頂けたら嬉しいです(*ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾


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私のお話、ここまで読んで頂いて本当にありがとうございます。

次の話

『悪役令嬢に転生させられた地味令嬢ですが、ヒロインの方が強くて虐められているんですけど……』https://ncode.syosetu.com/n7240kb/


この話の

次の作品はこちら

『婚約破棄されたので下剋上することにしました』https://ncode.syosetu.com/n0747ju/


この話が電子書籍化されました

表紙画像
1巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど 卒業パーティーは恐竜皇子と恐れられるお義兄様と一緒に』
上の表紙絵はおだやか先生が可愛いエリーゼを守る格好良いお義兄様を描いて頂きました。
このなろうで書いたのに【お義兄様との洞窟探検】2万字の描き下ろしが追加されています。
小さいヒロインのエリーゼはダンジョンに潜りたいとお義兄様に無理やり連れて行ってもらって、巻き起こす大騒動。
後で知ったお義父様(皇帝)が怒るもエリーゼの前に撃沈、更に行ったダンジョンにはなんとあの…………、とても面白いお話になっています。

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表紙画像

表紙絵はおだやか先生が美しい、お義兄様とエリーゼのキスシーンを描いて頂きました。
2巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど…… 帝国に帰還しての宮廷夜会、お義兄様にキスされてしまいました』
こちらの新規書き下ろしはセッシーとの出会いです。皇帝一家でセシール湖にお出かけしたエリーゼはお義兄様たちと湖の地下宮殿に冒険に出かけます。
反逆の陰謀と共にそこにいたのは巨大な水竜で…… とても面白いのでぜひとも手にとって頂けたら嬉しいです。

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3巻表紙画像

表紙絵はおだやか先生がエリーゼをお義兄様が抱きあげる美しいシーンを描いて頂きました。
3巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど…… そのお義兄様から「エリーゼ、どうか結婚してください」と求婚されました。』
こちらの新規書き下ろしは学園に出る幽霊竜退治です。学園時代のお義兄様の幽霊騒動にエリーゼが一緒に冒険します
とても面白いのでぜひとも手にとって頂けたら嬉しいです。

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ぜひとも手にとって見ていただければ嬉しいです。

この話のスピンオフはこちら


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2023年6月28日全国1200以上の書店にて発売しました。表紙画像は11ちゃんさんです。
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手に取って読んで頂けたら嬉しいです。

なろうの掲載ページ『悪役令嬢に転生したけど、婚約破棄には興味ありません! ~学園生活を満喫するのに忙しいです~』https://ncode.syosetu.com/n3651hp/

第一部は書籍化の規約上3分の1残して後は他者視点で繋いでいます
「えっ、ゲームの世界の悪役令嬢に生まれ変わった?」
頭をぶつけた拍子に前世の記憶が戻ってきたフラン、
でも、ケームの中身をほとんど覚えていない!
公爵令嬢で第一王子の婚約者であるフランはゲームの中で聖女を虐めて、サマーパーティーで王子から婚約破棄されるらしい。
しかし、フランはそもそも前世は病弱で、学校にはほとんど通えていなかったので、女たらしの王子の事は諦めて青春を思いっきりエンジョイすることにしたのだった。
しかし、その途端に態度を180度変えて迫ってくる第一王子をうざいと思うフラン。
王子にまとわりつく聖女、
更にもともとアプローチしているが全く無視されている第二王子とシスコンの弟が絡んできて・・・・。
ハッピーエンド目指して書いていくので読んで頂けると幸いです。

私の

2番人気の作品はこちら

『モブですら無いと落胆したら悪役令嬢だった~前世コミュ障引きこもりだった私は今世は素敵な恋がしたい~』https://ncode.syosetu.com/n8311hq/

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3番人気の作品はこちら

『皇太子に婚約破棄されましたーでもただでは済ませません!』https://ncode.syosetu.com/n8911gf/

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次の作品はこちら

『王太子に婚約破棄されて両親を殺した野蛮王に売られそうになった時、白馬の騎士様が助けてくれました』https://ncode.syosetu.com/n6878ix/


前の前の作品『傭兵バスターズ』元剣聖と悪役令嬢率いる傭兵団の冒険活劇https://ncode.syosetu.com/n3697jc/


この話の

前の作品はこちら

『天使な息子にこの命捧げます』https://ncode.syosetu.com/n9455ip/

― 新着の感想 ―
[気になる点] ・でも、あの後ろ姿は本当にセリーヌにそっくりだったんだけど。 ・それとあの憎しみに似た視線も。 ・私は首を振った。 ・こんな遠くにいるわけは無いのだ。 ・いるはずのない人のことを考えて…
[一言] 憎しみの視線がセリーヌ嬢だとしたら分からなくもないですが、自業自得の逆恨みですね~
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