表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【3巻電子書籍発売】王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど……  作者: 古里@3巻電子書籍化『王子に婚約破棄されたので義理の兄が激怒して
チエナ王国の王女が邪魔してきました

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

145/166

古代竜・水竜の餌にするために海の中に放り込まれました

このお話の第二巻が9/25コミックシーモア先行配信されます

挿絵(By みてみん)

私はがんじがらめに縛られてズハン王太后に引っ張られて転移した。

今度は手に噛みつこうにも口に猿ぐつわをはめられて、噛みつくことも出来ず、何も出来ないまま、チエナの王宮の地下室に転移したのだ。


ドン

転移すると同時にズハン王太后は倒れ込んでしまった。


「おのれ、連れ子の分際で王太后様に何をした?」

先に転移して戻っていた男が叫んで私の襟首を掴むんだけど……


「ううううう(何もしていないわよ)」

私は叫び返したが、猿ぐつわが邪魔で話せない。


「女、王太后様に何をしたのだ?」

猿ぐつわを男が外してくれた。

「何もしてないわよ!」

私は今度はちゃんと言えた。


「嘘を言うと為にならんぞ!」

男が私の襟首を更に締めてくれた。

手足をがんじがらめに縛られて私は抵抗しようもなかった。

「してないったら、苦しい」

私が叫ぶ。


「ワン、そ、の、小娘が重かっただけじゃ」

はあはあ、呻きながらズハンが言ってくれたんだけど、淑女に対して重すぎるって何よ!

私は切れた。


「あなたに比べれば軽いわよ」

思わず言わなくてもいいことを言ってしまったのだ。


「小娘よ。なにか言ったか?」

私の言葉にズハンがギロリと目を向いたのだ。

「いえ、何も」

私はその怒った顔に恐怖を感じて、思わず前言を撤回した。


「はああああ! その方、妾を重いと言ってくれたな」

しかし、ズハンはニヤリと笑ってくれた。

これはだめな奴だ。私のバカ! 

お義兄様が来るまで後少し時間稼ぎしなければならなかったのに!

ここは絶対に黙っていないといけなかったところだった。


「滅相もありません。そんな事は」

私は必死に言っていないアピールをした。

だってここはなんとしてもお義兄様が駆けつけてくれるまで、我慢しないといけない。

ズハン王太后におもねらないといけないのだ。


自分の体重が重いと言われて、思わず言い返してしまったのが、間違いだった。


私は今もがんじがらめに縛られているのだ。

何かしてくださいとまな板に載せられた鯉そのものではないか!

何としてもお義兄様が来るまで粘らないと……


「もう遅いわ」

きっとしてズハンは私を睨みつけた。


「愚かなその方のせいで、ウーハンの要塞は壊滅、バイインの要塞都市も廃墟と化して、ここに大都市ナンジンまで、灰燼としてくれた」

いや、待って、確かに少しは私がやったけれど、大半はお義兄様だって!

私は口で話すとまた何を言うかわからないから必死に首を振ったのだ。


「その上、妾のことを重いなどと宣ってくれた。勇気ある小娘よのう」

ニタニタ笑ってくれたけれど、目が笑っていない。


「ワンや、妾に生意気な態度を取った側妃はどうなったかのう?」

「はい。ズハン王太后様に逆らった愚かな側妃は手足を切り取られて人豚としてトイレに放り込まれました」

男の冷静な声に私は青くなった。人豚って噂に過ぎないと思ったのに、事実だったのだ。

流石に人豚になるのはいやだ。

私はブルブル首を振ったのだ。


「もう遅いわ。ワン、その小娘の両手足を押さえさせろ」

「キャーーーー」

私は必死に悲鳴をあげた。こうなったら何ふりなんて構っていられなかった。


男達が襲いかかってきたが、縛られた両足で、セッシー直伝の金○つぶしを二人の男にお見舞いしてやった。


ワンとかいう男も、股間を押さえて悶え苦しんでいた。

ふん、ざまわみろ!


私が思った時だ。


更に次のターゲットを探しまわっていたが、むんずと後ろからズハンに捕まってしまった。


やばい! 私は絶体絶命だった。


「申し上げます」

そこへ伝令が駆け込んできた。


来た! お義兄様が来てくれた!

私は喜んだ。


「どうした?」

「はっ、敵帝国の艦隊に向かった我が艦隊が殲滅されました」

「何じゃと、帝国の艦隊など寄せ集めの烏合の衆じゃろう! 水竜もつけていたはずじゃ。何故負けたのじゃ?」

ズハンはきっとして伝令兵を睨みつけた。

「その水竜が何故か急遽反転逃げ帰って来たのです」


ズカーン

その声とともに王宮が大きく揺れた。


「どうしたのじゃ?」

「帰ってきた水竜が興奮して暴れております」

ダーン ダーン


何か巨大なものが壁にぶち当たっているような音が聞こえた。


「母上、何事ですか?」

そこに正装した男が駆け込んできた。


「これは陛下。水竜が餌を前に喜んでおりますのじゃ」

ズハンはニコリと笑ってくれた。

これがチエナの国王なの?

でも今はそれどころではない。


「餌って何?」

私は不吉な悪寒を感じた。


「怒り狂っている水竜を収めるには魔力量の多い人間を餌にしてやれば宜しかろうと思います」

私はそう言うズハンに引きずられた。


必死に逃げようとしたが、どこにそんな力があるのかというくらい、ズハンの力は強くて逃げられなかった。


地面がガラス張りのところが見えた。

下は海と繋がっているみたいで、そこには怒り狂った水竜が見えたのだ。


ええええ! 生きたまま餌にされるのは嫌だ!

私は必死に抵抗しようとした。

「お義兄様!」

私は大声で助けを呼んだ。

でも、誰も助けは来なかった。


「そうそう、精々泣き叫べば良かろうて。貴様の兄の恐竜皇子もこの最強の水竜の餌になってしまうがの」

ズバンはニヤリと笑ってくれたのだ。


「ちょっと、止めなさいよ」

「生意気な貴様はココで餌になって死ぬのじゃ」

「いや、お義兄様!」

私は心の底からお義兄様を呼んでいた。


しかし、その時、私を支えていた地面がいきなり消えて、私はドボンと怒り狂ってた水竜の眼の前に放り込まれたのだ。

ここまで読んで頂いてありがとうございます。

このお話の第2巻

『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど…… 帝国に帰還しての宮廷夜会、お義兄様にキスされてしまいました【シーモア限定特典付き】』 古里/おだやか


この話に出てくる水竜をエリーゼとお義兄様たちが退治しに行く2万字超の新規描き下ろしが掲載してます。

コミックシーモアで9/25水曜日先行配信開始です。予約は今からできるので宜しくお願いします。

https://www.cmoa.jp/title/1101429725/vol/2/


アマゾン等は10/19発売予定です。

https://www.amazon.co.jp/ebook/dp/B0DGQ7J6VH/


またシーモアで絶賛発売中の一巻は『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど 卒業パーティーは恐竜皇子と恐れられるお義兄様と一緒に』

アマゾン等で9/20発売予定です。

お楽しみに!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
script?guid=on
私のお話、ここまで読んで頂いて本当にありがとうございます。

次の話

『悪役令嬢に転生させられた地味令嬢ですが、ヒロインの方が強くて虐められているんですけど……』https://ncode.syosetu.com/n7240kb/


この話の

次の作品はこちら

『婚約破棄されたので下剋上することにしました』https://ncode.syosetu.com/n0747ju/


この話が電子書籍化されました

表紙画像
1巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど 卒業パーティーは恐竜皇子と恐れられるお義兄様と一緒に』
上の表紙絵はおだやか先生が可愛いエリーゼを守る格好良いお義兄様を描いて頂きました。
このなろうで書いたのに【お義兄様との洞窟探検】2万字の描き下ろしが追加されています。
小さいヒロインのエリーゼはダンジョンに潜りたいとお義兄様に無理やり連れて行ってもらって、巻き起こす大騒動。
後で知ったお義父様(皇帝)が怒るもエリーゼの前に撃沈、更に行ったダンジョンにはなんとあの…………、とても面白いお話になっています。

■【3千字のSS商人の娘の独り言シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/


■【アマゾンはこちら】
https://www.amazon.co.jp/dp/B0DD3SHSJV/


■【楽天はこちら】https://books.rakuten.co.jp/rk/86f757d2dd7d3674900eac6783288ad5/

表紙画像

表紙絵はおだやか先生が美しい、お義兄様とエリーゼのキスシーンを描いて頂きました。
2巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど…… 帝国に帰還しての宮廷夜会、お義兄様にキスされてしまいました』
こちらの新規書き下ろしはセッシーとの出会いです。皇帝一家でセシール湖にお出かけしたエリーゼはお義兄様たちと湖の地下宮殿に冒険に出かけます。
反逆の陰謀と共にそこにいたのは巨大な水竜で…… とても面白いのでぜひとも手にとって頂けたら嬉しいです。

■【3千字のSSドレス工房の主の独り言シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/vol/2/


■【アマゾンはこちら】
https://www.amazon.co.jp/dp/B0DGQ7J6VH/


■【楽天はこちら】https://books.rakuten.co.jp/rk/178537d615973d18a4cb8adc53c66c16/

3巻表紙画像

表紙絵はおだやか先生がエリーゼをお義兄様が抱きあげる美しいシーンを描いて頂きました。
3巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど…… そのお義兄様から「エリーゼ、どうか結婚してください」と求婚されました。』
こちらの新規書き下ろしは学園に出る幽霊竜退治です。学園時代のお義兄様の幽霊騒動にエリーゼが一緒に冒険します
とても面白いのでぜひとも手にとって頂けたら嬉しいです。

■【3千字のSS連れ子様の護衛騎士・シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/vol/3/


■【アマゾンはこちら】
https://www.amazon.co.jp/-ebook/dp/B0DK55BWGS/


■【楽天はこちら】https://books.rakuten.co.jp/rk/e9901759f61337b88109b29ff7a5ffb0/

ぜひとも手にとって見ていただければ嬉しいです。

この話のスピンオフはこちら


『【なろう500万字達成記念】知らない男から婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの学園を止めさせると叫びだしたんだけど』
https://ncode.syosetu.com/n3697jc/



私の最新作はこちら

『男爵令嬢に転生したら実は悪役令嬢でした! 伯爵家の養女になったヒロインよりも悲惨な目にあっているのに断罪なんてお断りです』https://ncode.syosetu.com/n7673jn/


アルファポリスのレジーナブックスにて

【書籍化】

しました!
2023年6月28日全国1200以上の書店にて発売しました。表紙画像は11ちゃんさんです。
表紙画像
表紙絵をクリックしたらレジーナブックスの説明ページに飛びます。


■アマゾンへのリンク

■楽天ブックスへのリンク

■hontoへのリンク


手に取って読んで頂けたら嬉しいです。

なろうの掲載ページ『悪役令嬢に転生したけど、婚約破棄には興味ありません! ~学園生活を満喫するのに忙しいです~』https://ncode.syosetu.com/n3651hp/

第一部は書籍化の規約上3分の1残して後は他者視点で繋いでいます
「えっ、ゲームの世界の悪役令嬢に生まれ変わった?」
頭をぶつけた拍子に前世の記憶が戻ってきたフラン、
でも、ケームの中身をほとんど覚えていない!
公爵令嬢で第一王子の婚約者であるフランはゲームの中で聖女を虐めて、サマーパーティーで王子から婚約破棄されるらしい。
しかし、フランはそもそも前世は病弱で、学校にはほとんど通えていなかったので、女たらしの王子の事は諦めて青春を思いっきりエンジョイすることにしたのだった。
しかし、その途端に態度を180度変えて迫ってくる第一王子をうざいと思うフラン。
王子にまとわりつく聖女、
更にもともとアプローチしているが全く無視されている第二王子とシスコンの弟が絡んできて・・・・。
ハッピーエンド目指して書いていくので読んで頂けると幸いです。

私の

2番人気の作品はこちら

『モブですら無いと落胆したら悪役令嬢だった~前世コミュ障引きこもりだった私は今世は素敵な恋がしたい~』https://ncode.syosetu.com/n8311hq/

私の

3番人気の作品はこちら

『皇太子に婚約破棄されましたーでもただでは済ませません!』https://ncode.syosetu.com/n8911gf/

この話の

次の作品はこちら

『王太子に婚約破棄されて両親を殺した野蛮王に売られそうになった時、白馬の騎士様が助けてくれました』https://ncode.syosetu.com/n6878ix/


前の前の作品『傭兵バスターズ』元剣聖と悪役令嬢率いる傭兵団の冒険活劇https://ncode.syosetu.com/n3697jc/


この話の

前の作品はこちら

『天使な息子にこの命捧げます』https://ncode.syosetu.com/n9455ip/

― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ