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小説を書けない時の雑念  作者: 心細い債権1京円
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10月20日

十和田湖畔で自分の悲しい気持ちを沈ませたい。少なくとも有明海沿いより効果的だ。アラツーの自分がプジョーに乗る日にちっとも想像しなかっただろう。中学の時に学んだ気候変化の知識が、観測史上最も熱い9月を嗤う。そんなに熱くなったら、100年後で自分が投稿した小説を載せているサバーが暑すぎて壊れるのか、サバーの企業が倒産してデータが消去されるのか、それともだいぶ前に一人も読まなくなって、忘れられるのか。

心配が無用。火葬されたら、葬式に来る人間ですら分からないのだ。21世紀もすぐに四半世紀が経って、人々は原子のように漂流し、接触も少なく、疎外された関係である。要人でない限り、葬式に古らしき文化的意味しか持たない。

現実感があるのなら、仮想感もあるはずだ。仮想のストーリーに現実感を揉みこむことは文学賞に繋がるのだ。ノーベル賞を取るに努力してくる。Nos vemos!

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