第9話 僕は紹介する
第9話 僕は紹介する
『おぉ~!!』
「みんなの前でするなんてアレクさん凄いですな!」
「な、なんで避けないのよ!」
残念美人な上に理不尽なシーラさん。
「いきなりキスしておいて何言ってるの?」
「今まで散々当たらなかったんだから、当たると想わないでしょ?!」
「僕をクジか何かだと思ってない…?」
「アレク様、姉妹3人宜しくお願いしますね」
「あ、はい。良く分かりませんがよろしくどうぞ~?」
見つめ合う僕とシス。
「…ん。宜しくね。」
「…。はい。宜しくね~」
見つめ合う僕とシエラ。
「じゃ、頼んだわよ!」
「受けて良いような?だが、断る!」
「なんでよ?!」
にらみ合う僕とシーラ。
あとで知ったのだけど、これはエルフ族に言う、いわゆる婚約発表だったらしい!!
宴も終わり、姉妹の家に宿を借りる。
今日からここも僕の家になったらしい。
家に帰りこれからについて話し合う。
どうやらシスの呪いを解いた時点で、魔王と事を構える必要があるらしい。
魔王はシスにしつこく求婚し、何度もエルフ族と揉めたらしい。
その内、シスが倒れ、治して欲しかったらシスを差し出せと言ってきたそうだ。
もちろん、〈ノー〉だった為、今に至る事になったようだ。
これからは、そんなシスを僕が護っていく事になる。
というわけで、僕の秘密を打ち明ける事になった。
ランクを言った時点で、尊敬の眼差し。
クラスを言った時点で、胡散臭い眼差し。
クラススキルで、納得して貰えた。
「だからスライムばっかり仲間にいるんだね?てっきり病んでる子かと思ってたよ~」
残念美人からは酷い言われようだ。
『アレクさまの臣下のスライムです~』
スラ達に挨拶させる。
「可愛いです」
「…可愛い…。」
「か、可愛いじゃないか!」
みんな大好きスライムさん達です。
そんな中、けたたましい鐘の音が、村に響き渡った。
アレク Lv17
ランク Lv6
クラス 魔王使い Lv1
クラススキル スライム使い
戦闘力 53
ユニークスキル 並行宇宙
スキル 射撃 錬成
配下
スラえもんLv20 ヒール レイ
スラじろうLv20 ファイア ブレス
スラのすけLv18 セイクリッドヒール
ハイたろうLv15 ビット リキュール
ハイじろうLv15 ビット ポイズン
キンたろうLv 2 ギガビット