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第5話 僕は魅了をくらう

第5話 僕は魅了をくらう


「本当に人間?ひょっとして魔族?」

「違いますよ!チェスター村のアレクと言います。行商人です」


「行商人が何でこんなところに、しかもスライムを連れて…、やって来たのかい?」

「僕はコアを集めているのです」


「コア?ってあのコア?魔物を倒しまくったら、ドロップするって噂のレアアイテムの??」

「そうですよ。だからスライム仲間でしょ?」


「えっ?!えっと…、確かに…、そうだね……」

「ほら。これがその噂のコアですよ」

前に拾ったコアを見せる。


「本当だ…。初めて見た。コアってこんな塊なんだねぇ」

どうやら納得してくれたらしい。


「うちの名前はシーラ。で、そっちの無言の子がシエラ。見ての通り双子なの。そっちが姉でうちが妹。いきなり攻撃し

てごめんね」

「いえいえ。僕もスライムを見て、攻撃しても良いですか?って聞いたことありませんから」


「ぷっ」

無言シエラが笑った!


「アレク君やるじゃないか。うちのシエラを笑わすなんて!エルフの村でもそうそういない…くはっ」

シエラがシーラの横っ腹に攻撃を食らわせた。


「クゥ~~…」

横っ腹を抱えてしゃがみこんだ。

シーラのダメージは深刻な様だ。


「…ところで、あの光で古傷が治った…。なぜ…?」

シエラがこちらを見つめて問いかける。


噂には聞いていたが、エルフの顔は美しい。

そんなに見つめられると…、

「あ、あの光はですね、ス、スライムのスキル何ですよ!」

うまく喋れない…


「…何て言うスキル…かな?」

「〈セイクリ…〉あ…。な、内緒です」

思わずアンさんとの事前打ち合わせも忘れて喋ってしまうところだった。

恐るべしエルフの魅了!!


「…それって〈セイクリッドヒール〉?」

うっ…、既にバレてる…。


「は、はぃ…そうです。すみません。内緒にするように言われているので、良かったら内緒に…」

「…お願い事があるんだよ。何でもするからお願いしたい…」

「は、はい…」

バレたし!さらに能力を使わされるみたいだ!

恐るべし魅了の魔法!


こうしてエルフの村に向かった。



アレク Lv8 

ランク Lv6

クラス 魔王使い Lv1

クラススキル スライム使い

戦闘力 30

ユニークスキル 並行宇宙

スキル 射撃

配下

スラえもんLv18 ヒール レイ

スラじろうLv18 ファイア ブレス

スラのすけLv8 セイクリッドヒール

ハイたろうLv1

ハイじろうLv1





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