表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最初で、最後。  作者: 陽花瑠
第2章
7/12

すきの気持ち

今日は宏翔に来なくていいって言われた金曜日。


朝からなんか気持ちが沈んでて、集中できない。

「美緒ちゃん、どうかした?なんか、顔色悪いよ?」

クラスの友達に心配されるくらい。

「ん、ちょっと寝不足でさぁ。保健室行ってくるよ、ごめんだけど先生に言っといて」

「おっけ。美緒ちゃんがサボって寝るなんて珍しいね」

「ちょっと。人聞き悪いこと言わないでよ」

なんて言ってる間も、どんどん気持ちは沈んでいく。



「失礼しまーす……。真奈ちゃん、いるー?」

実は、うちの学校の養護教諭はあたしの親戚の真奈ちゃん。

「美緒。あれ、もうすぐ始業だけど。珍しいね、サボり?」

「もう、真奈ちゃんまで……。頭痛いから寝にきたのー」

「そっか。ならいいけど。2時間目には出なよ?」

「うん。ありがと」


夢を見た。

宏翔と付き合ってる夢。

あたしの願望が見せた、夢。



これが現実だったらいいのに。


あたし、決めたよ。



月曜日、宏翔に会ったら、すきって言う。



もう、迷わない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ