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最初で、最後。  作者: 陽花瑠
第1章
4/12

決断

「そっ、そんなこと……」

嫌に決まって……。

……ほんとに?

ほんとに嫌じゃなかったっけ?


「美緒?ねぇ、美緒ってば」


梨子に声をかけられて、はっと我に返った。


「え、あ、ごめん」

「もう。美緒はそういうとこあるよね。それがいいとこでもあるけど。で、立森にキスされて、どうなの?」

「……。嫌じゃない、かも……」

「ほら、絶対そうだよ。好きとまではいかないかもだけど、嫌いではないでしょ、いろいろされてるのに。好意持ってなかったら普通はめっちゃ嫌いになるよ、それ」

「そう、なの……?」

わかんないよ。恋愛なんて、梨子と違ってしたことないもん。

どういう気持ちが恋、とかわかんないよ……。

「ワタシはそう思うな。この関係、いつまで続けるのか知らないけど、もし美緒が本気で立森のこと好きなら、ワタシは反対。立森の気持ち、わからないもん。続けるんなら、ちゃんと付き合いなよ」

「それは、そうだね……。よしっ、明日。明日会って、確かめてみる」

やっぱり、けじめはつけたいから。明日で、決着つける。

「美緒って決断早いよね……」

そう言って梨子は苦笑してたけど、これがあたし。



決戦は、明日。この決断が後に大事件を引き起こすことになるとは、だれも予想してなかった。

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