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エピローグ
こうして、彼女ら二人の思いが伝わった。
彼は遥か遠い彼方へ行ってしまい、彼女だけが取り残されてしまった。
そう。彼らは離ればなれになってしまったのだ。
彼女は何度もなぜ、私を見捨てたの? と思い、涙が枯れるまでずっと泣いていた。
彼女の心は硝子のように繊細であり、その傷は深かった。
そして、それは周りの人達によって、彼女の心の傷を癒してくれた。
彼女はなんとか立ち直ることはできたが、これからも引きずることもあると思う。
おそらく、彼女は彼に操られていた時間を忘れないだろう。
【原作版】エピローグをベースに改稿
2015/12/31 本投稿
2016/06/21 修正