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押しかけ女子高生妻と義妹中学生②

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 食事の後、改めて自己紹介をした。それで判明したのがエヴァが160センチで高校二年生の18歳との事だ。アナスタシアは143センチと少し小さいが中学生3年生の14歳との事。体重はノーコメントというか、聞いていない。怖いしな。

 自己紹介が終わり、生活に付いての細かい点を確認したら、俺はシャワーを浴びながら今日の事を考える。防具に関しては概ね問題無いだろう。しかし、エヴァ達に関してはどこのエロゲー的展開だと言いたい感じだ。まあ、出会いなんてゲームしかないし、あんな美少女が嫁なら構わないだろう。問題は浪費癖が有るか無いかだな。まあ、あんまりお金を渡さなければ大丈夫だろう。

 風呂から上がってリビングに向かうと、リビングからコーヒーの良い匂いが漂ってくる。中に入ると、VR機のベットの方でアナスタシアが眠っている姿が見えた。エヴァはダイニングキッチンの方に居るみたいだ。 


「あ……旦那様はコーヒーはどうしますか?」


「ブラックで」


「はい。少し待っててください」


 しかし、金髪美少女に旦那様とか言われるとクルものが有るな。それにちょっとキッチンを覗くと汚かったはずなのにだいぶ綺麗に掃除されていて、母さんがこだわって本格的なのを用意して使っていた。そのコーヒーメイカーをエヴァが手馴れた様子で使っている。


「お待たせしました」


 配膳用に作られた円形のサーバーを持って、こちらに来る。サーバーの上には湯気を出すカップが置いてあり親が居た時に嗅いでいた匂いが部屋を満たしている。なんだか、これだけでホッとしてしまう。


「ありがとう」


 カップを受け取って、先ずは匂いを堪能する。いい香りに満足したら、一口飲む。


「どっ、どうですか……?」


 不安そうにサーバーを胸に抱きながら聞いてくるエヴァ。


「美味しいよ」


「よかった……」


 安心したエヴァは自分の分を持ってきて、飲みだした。しかし、美味しいな。毎日このコーヒーが飲めるなら、それだけでも十分だな。ましてや、それが美少女お手製なのだから。


「これ、習ったの?」


「両親に飲んでもらおうと、メイドさんに教えて貰いました」


「なるほど……これからも飲ませてね」


「はい、任せてください」


 それから、たわいない会話をしていき、お互いの理解を深める。やってる事は順番こそ違うが完全なお見合いだ。

 いい感じに夜が更けてくると、エヴァが不安そうにそわそわしだした。


「大丈夫か?」


「はっ、はい! 

 だっ、大丈夫です。今日は大丈夫な日です。ちゃんと計算してます」


「いや、そっちじゃないんだが……」


「はうっ!?」


 顔を真っ赤にしてうつ向くエヴァ。どうやら、エヴァは俺に身体を捧げるつもりみたいだな。


「別に無理しなくていいぞ」


「いっ、いえ、今日がしっ、新婚初夜なので……ちゃっ、ちゃんとお嫁さんらしくしないといけません……そっ、それに……してくれないと、ちゃんとお嫁さんとして出来るのか不安で……」


 妻としてししっかりしないと非道い目に合わされるとか思ってるのかも知れないな。DVとか。


「どういう事だ? 別にしばらくしなくても良いが……」


「わっ、私の心の問題も有るのですけど……やっぱり、証が欲しいのです……」


 俺を信じられないのか。まあ、ヤってしまったら愛着も湧くだろうし、お互いの距離も縮まるな。それに俺としても美味しく頂ける。


「わかった。けど、初めてだからどうなっても知らないからな」


「はっ、はい!」


「それと、安全日以外はしないし、大学にいくかは分からないが、高校卒業するまではこっちじゃしないぞ」


「こっち……ですか?」


「VRの仮想世界なら子供も出来ないし、問題無いだろう」


「わっ、分かりました」


 顔を真っ赤にしながら頷くエヴァを連れて、寝室へと向かう。そして、身体中を真っ赤にして緊張しているエヴァをベットに連れ込む。


「私も、する」


 だが、そこに先客が居た。服を脱いで裸になり、両足の義足を外したアナスタシアが居たのだ。


「えっと……」


「アナスタシアまでしなくても……」


「駄目。お姉ちゃんと一緒。それに言った。激しいのは私にする。私とお姉ちゃんは一心同体。異論は認めない。それとも、姉妹丼……嫌?」


 エヴァはアナスタシアを抱きしめる。そして、決意したようにこちらを見る。


「……いや、それは……」


「あの、出来たら一緒にしてください。その方が、私もアナスタシアも嬉しいです」


「ヘタレじゃないなら、大丈夫。それとも、早漏?」


「ちょっと、アナスタシア……」


「良いだろう、お望み通りにしてやる!」


 それから、男の子権の為にも2人を徹底的に愛撫して、感じさせて、楽しませてもらった。エヴァは途中で誰かに謝っていたが、それはまあ、どうでも良い事だ。むしろ優越感が湧いていい感じだ。





 目が覚めたら、両サイドに暖かくて柔らかい温もりがある。そちらに目をやると、金髪美少女のエヴァが裸でぐっすりと眠っている。


「……ん……」


 俺はエヴァの綺麗な顔を見ながら、顔を動かして軽くキスをする。


「おはよう。昨晩は私達で、お楽しみだった?」


 反対側から声がかかって、振り向くと間近にアナスタシアの可愛らしい顔があった。今のアナスタシアは義手も外した状態なので完全に自力では動けない。


「そうだな、お楽しみだった。アナスタシアはどうだ?」


「……お楽しみ、だった……?」


 自分でもよくわかっていないようだ。取りあえず、引き寄せて優しく頭を撫でる。


「ん。それ、好き」


「俺も気持ち良くて好きだな」


「なら、もっとする」


「ああ」


 どうせならと、エヴァの頭も撫でる。撫でながら、アナスタシアとキスしたりする。


「やっぱり、変な感じ。でも、受け入れる」


「ああ」


「ん……ふぁっ……」


「お姉ちゃん、起きた?」


「ふえ? あっ……っ!?」


 目を覚ましたエヴァは一瞬、震えて身体を離そうとするが、直ぐに自分から身を寄せてくる。


「お、おはようございます……ごっ、ごめんなさい……寝坊しました……」


「気にするな。昨日の今日だしな」


「そう、平気」


「なんだか、仲良くなってますね……」


「元から知り合いだしな」


「そう、知り合い。もっと詳しく言うなら、友達の友達。」


「そうなんですか……あれ、それって対して親しくないですよね?」


 まあ、本当にその通りなんだがな。


「それより、今日は買い物に出かけるから、準備しろよ。昼飯は向こうで食べるから。後、買い物の間に業者に大掃除を頼んでおいたから、荷物はソファーの上に置いておいて」


「はい。直ぐに準備しますね。あっ……」


「ん?」


 エヴァは俺に顔を近づけて、恥ずかしそう顔を真っ赤にしながら、俺の頬っぺたにキスをして、直ぐにベットから逃げていった。俺は俺で急にやられて赤くなってしまう。


「あっ、お姉ちゃん、私、忘れてる」


「どうするんだ?」


「……お兄ちゃん、着けて……いや、お風呂に連れて行って」


「わかった」


 それからアナスタシアを連れてシャワーを浴びに行く。当然の如く、先にシャワーを浴びていたエヴァと一緒になったが気にしない。その後、エヴァにアナスタシアを預けてしばらく待つ。すると、軽くナチュラルにメイクしたりして綺麗になったエヴァとアナスタシアが戻って来た。


「お、お待たせしました……あうっ」


 エヴァは俺の顔を見るだけで顔を真っ赤にするし、歩き方もぎこちない。アナスタシアも歩く事に関してはぎこちないが、そこまで照れていない。違うかも知れないが。


「そっ、それじゃあ行くか」


「はっ、はい!」


「ん」


 2人を連れて、玄関を出てエレベーターで地下1階に降りる。そして、地下に呼んでおいたタクシーに乗って向かう。



 色々な所を回って買い物したり、アナスタシアの要望でポムポムのこだわりオムライを食べたりして、夕方に帰宅する。

 家はかなり綺麗になっていたので、エヴァに手伝って貰って両親の遺品を整理し、いらない物は捨てて新たに2人の部屋を作った。買ってあげた服などを仕舞い、カップとかを食器棚に入れて、ようやくここの住人になった感じだ。

 さて、そろそろ親父の手配したVR機が届くと連絡が来た。なので、今晩はログインせずにエヴァの手料理を食べてゆっくりする。ついでにエヴァにはお酌をしてもらう。


「そうだ、二人にプレゼントがある」


「何?」


「何ですか」


 不思議がる2人の薬指に今日買った指輪を嵌める。


「はい、結婚指輪」


「ん、綺麗。ありがとう」


「いいんですか? こんな高価な物を……」


「気にしないでいい。それと、こっちは安物の奴。学校とかに行くのはこっち付けていけばいい」


 一応、安い物で5万。高い物は2000万のを上げた。これは今までに小遣いなどを貯めて株や円とドルの交換などで増やしていた物から出した。やっぱり、結婚指輪は自分で稼いだ金で送りたいからな。ちなみに、両方共綺麗なデザインだ。だが、流石に高いのを学校に持っていくと大変だから安いのも購入した。


「あっ、ありがとうございます……大事にします」


「大切にする」


 2人に渡したのは虫除けの意味も入っている。まあ、これで対外的にも正式に家族になれる。そして、明日からは何時もの通り、ゲーム三昧だ。それから、今日も一緒に眠る。ただ、眠るだけだ。できる限り一緒に居て、お互いを理解していく為でもあり、好きになる為だ。








 朝起きたら、隣に温もりは無い。どうやら、エヴァとアナスタシアは既に起きているようだ。だから、顔や手を洗ってリビングに向かう。すると、良い匂いがしてくる。実際にテーブルの上には美味しそうな朝食が作られている。こういうのを感じると、家族とはいい物だと思う。


「あっ、おはようございます」


「ん、おはよう」


「おはよう」


 慣れない感じもするが、先に起きていた二人と挨拶を交わす。アナスタシアは既に席に付いているし、エヴァは持っていた高校の制服にエプロンを付けて朝食を並べている。休学していただけなので、復学は早いみたいだ。


「今日から学校?」


「えっと、今日は必要な書類を取りに行って、少しだけ授業を受けます」


「そっか」


 そんな会話をしていると朝食の準備が出来たのか、エヴァがこちらにやって来る。おそらく、昨日と同じキスしようとするのだろうが、今度はこちらから抱きしめてやる。すると、エヴァは身体を震わせて目を瞑る。エヴァの身体は震えているが、無視して口付けをして、唇を割って舌を入れる。


「っ!?」


 顔を真っ赤にして、羞恥心に一生懸命に耐えているエヴァを虐めたくなるが、我慢して開放してあげる。


「あぅっ」


 お互いの唇の間に唾液の糸が現れて直ぐに切れる。エヴァは直ぐに台所に行って、水を飲む。どうやら、ディープキスが気持ち悪かったのかも知れない。


「ごっ、ごめんなさい……ちゃんと、慣れますから……」


「気にしてない」


 初めての時も抵抗しないようにしていたが、あの時とは状況が違うから、この反応だろう。まあ、本人が言った通り、これから慣れていくだろう。エヴァにとっては納得していても、これは経済的支援を得るための政略結婚だしな。ましてや、好きな男も居たみたいだから、尚更だろう。まあ、それで遠慮するつもりもないけどな。


「次は私。んっ……ちゅるっ、れろっ……」


 逆にアナスタシアは自分から普通によってくる。そして、エヴァにしたように舌を絡めてくる。かなり積極的にだ。おそらく、エヴァの為でも有るんだろうが、普通に受け入れてくれるのは嬉しい。


「ぷふぁ……お姉ちゃん」


 アナスタシアはそのまま、席に座った俺の膝の上に座ってしまった。


「大丈夫だよ。それより、朝食を食べましょう」


「そうだな」


「ん、食べる」


 目の前の朝食を見る。クロワッサンとコーヒー、サラダが置かれている。アナスタシアの所にはコーヒーの代わりに牛乳だが。


「聞き忘れていたので、洋食にしましたけど……朝は和食の方がいいですか?」


「どっちでも良いよ。しかし、このクロワッサンは美味しいな。だけど、昨日買ってた?」


「いえ、材料は昨日買ったのと、道具が有ったので今朝作りました」


「手作りか……美味しいよ」


 外はサクサクで中は柔らかいクロワッサンは手作りではなくプロの物みたいだ。というか、母さんが興味が有って買った後、直ぐ飽きた奴を使ったのか。あの時はクソまずかったが、家族での楽しい思い出でもあるな。しかし、作り手でこんなに違うんだな。


「ありがとうございます」


「お姉ちゃんの料理は、美味しい。洋食は限定だけど」


「アナスタシア」


「ごめんなさい」


 どうやら、エヴァは洋食が得意みたいだ。


「そっ、それにわっ、和食だってちゃんと練習していますよ」


「まあ、期待している」


「はっ、はい! 頑張ります!」


 昨日、本格的な和食の料理本を買っていたし、期待していよう。


「お昼ご飯を用意して行きますけど、何か食べたい物は有りますか?」


「簡単に食べれる奴がいいな」


「サンドイッチがいい」


「それでいいや」


「分かりました」


「あっ、お金を渡さないとな。食費と交通費として10万渡す。あと今月の小遣いに1万」


 財布から11万取り出して渡しておく。


「はっ、はい。ありがとうございます」


「アナスタシアにも小遣いをやろう」


「いい。お姉ちゃんに渡しておいて」


 本人の要望通りにエヴァに渡す。


「でも、こんなにいりませんよ?」


「いや、殆ど余らないと思う。それと株主優待券も持っていって使って」


「はい」


 朝食を食べ終えたら女性が運転しているタクシーを呼んで、エヴァを送り出した。

 それから、俺はアナスタシアと一緒に遊ぶ。シアタールームで映画をみたり、ゲームしたりして時間を潰す。





 映画を見ていたら時間が経って、業者が大型のVR機を届けて来たので、空いている一室に搬入してもらって設定を頼んだ。ペットボトルで買い貯めたお茶などを作業の人に出したりする。


「それで、確か特典も受けられるんだっけ?」


「このEarth Revolution Online専用の大型VR機クレイドルの専用機能ですよ。ナノマシンの補助機能もありますので、経験値と生産成功率が2倍です。それと、常時リンクモードという事でしょうか。兄弟や家族でやる人は使っていますね」


 凄い内容だが、機械自体が3から5人用のタイプで7800万もすると普通は買えない。もっと後半になると買う奴は増えるだろうがな。それに何人かは買っている人もいるみたいだ。


「それじゃあ、設定も頼めるか?」


「了解です。あ、あっちのVR機に入ってるパーソナルカードをこちらに移して頂かないと駄目なんで、あちらも触らせて貰いますね」


「ああ。どうせ回収するんだろ?」


「はい」


「じゃあ、好きにして」


「畏まりました」


 それから一時間くらいで設定が終了して引き上げていった。俺は早速、アナスタシアを抱き上げてクレイドルに寝かせてセットする。


「凄い、楽しみ」


「ああ、そうだな」


 ゲーマーならではの答えを言うアナスタシアと一緒に寝転がって、頭部の機械をセットする。本来は仕切りとかも有るが、全部取り外して貰っている。そして、視界が真っ暗になる。


【クレイドルの機動を確認。設定が使用者共有モードです。このモードはアイテム、資金などを共有するモードです。よって、それに伴うトラブルに関して、当社は一切の関与を致しません。また、賠償も致しません。何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。ご理解賜りましたら、契約書の了承ボタンを押して頂きますようお願い申し上げます】


 目の前に現われた契約書を押すと、消えて隣にアナスタシアが現われた。このリンクモードは身体障害者でも遊べるようにサポートする為にも存在しているとの事だ。


【身体データのリンクを開始。アナスタシアの身体データに一部異常を確認。リンク者のレンより適正値を確認。確認完了。レンのデータを元に修正パッチを作成。適用開始。完了。アナスタシアのデータは正常値に修正完了】


「あっ、違和感、無くなった」


「義手や義足だったからか?」


「そう。それでちゃんと動けなかった。これは便利。ありがとう」


 楽しそうに笑いながら、抱きついてくるアナスタシアは、本当に楽しそうだ。


「あっ、お兄ちゃん……」


「なんだ?」


「シトリー、頂戴。家族だから、いいよね?」


「ああ、構わないぞ。というか、もってけ」


 リンクモードだから、簡単にデータを渡せた。


「じゃあ、適応するから、手伝って」


「わかった。それより、さっさとこの空間を出るか」


「ん。了解」


 この空間はアナスタシアを修正する為に作られたような特殊な空間だろう。だからか、これみよがしに早く潜れよと、光を出している門があった。俺はアナスタシアに手を握られて引っ張られ、門を潜った。











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