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物語は始まる

真っ暗になった人気(ひとけ)の無い道に1人の(あわ)紺色(こんいろ)の髪の長身の男がいた。男の丸太のような腕を見れば相当鍛え抜いてあることがわかる。


「人間は(もろ)いな」


(いな)、正確にはもう1人いる。しかし、路上を真っ赤に染めて腹部(ふくぶ)に即死の穴を穿(うが)たれているモノが人と呼べるならばの話だが。


「俺など(かば)うからそうなるのだ」


男は哀れなものを見る目で見る。

そして男は「だが」、と笑った。


「人間にしてはなかなかに面白い奴だ」


そう言うと男は懐から青白く光る球体を取り出してそのモノに穿たれた穴に押し込んだ。


「お前は俺がバケモノにしてやる」


ソレを入れたモノに変化が起こった。

傷は(ふさ)がり、真っ青だった顔は肌色に戻った。


「だが忘れるな、ソレはお前次第で善にも悪にもなることを」


こうして、モノだった物体は不死身の化け物"ゾンビ"となったのだ。





そして物語は5年後の秋に移る。

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