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全てを奪われたモンスターテイマー 元魔物達の復讐  作者: 怪我大魂
サノバン王国編 〜魔物とーー達の蹂躙劇〜
1/3

勇者パーティ壊滅 元ゴブリンの蹂躙劇

久々に投稿 週1か2程度で投稿する予定です。

4カ国の国境線に跨る一つの施設…

そこに一人の少年と無数の魔物達がいた。


「ふぅ、良い出来だ。」


暗い暗い部屋の中…己が作った剣を磨いているのは…レイド…齢15歳にして、鍛冶の技術は一人前であった。

彼の傍らには防具や盾…自身で作った物が床に並べてあった。


「…これが終わったら、ご飯を食べに行こう。」


鍛冶の技術も凄まじい彼だが、その技術とは比べ物にならないレベルの凄まじい技術を持っていた。


「グルル…」


その時、一匹のゴブリンが彼の背後を取っていた。

そろりそろりと…気付かれないように…

普通なら襲われて死ぬ…しかし、彼は違った。


「ワァ!」


「うわっ!?」


次の刹那、彼の背後でゴブリンが大声を出す…

少年の驚く声を聞くとゴブリンは満面の笑みで笑う。


「もう、やったな!」


少年はゴブリンの脇下に手を当てると、戯れ始めた。

ゴブリンはこそばいのか、笑い声をあげる。

なんとも微笑まい光景…モンスターで無かったら…


「今からご飯食べに行こうと思ってたんだ!君も来る?」


「グルル!」


少年はゴブリンと共に部屋を出た。


ゴブリン…本来ならば人間を襲う魔物…危険視され、根絶やしにされる。

けど、少年にとっては違う…彼等は友達…

少年には才能がある…魔物を使役する才能が…魔物達と友達や家族のような距離感で接することのできる才能が…

好きだけど、好きになれない才能が…


少年は廊下を歩く…ゴブリンのペチペチと言った足元も響いている。

建物はかなり新しい部分と古い部分が混在している。

少年は窓の外を見ると、コウモリ型の魔物が空を飛んでいた。


「皆、元気そうだね。」


少年は悲しそうに笑う…それを見たゴブリンも少し悲しそうに声を上げた。


「今日のご飯はなんだろうな!」


彼が食堂の扉を開けると…そこには2人の女の子が立っていた。


「お父様、鍛冶仕事お疲れ様です。」


「お疲れ様。」


1人はメイド服を着た眼鏡の美女、もう1人は着物を着た角の生えた女の子…


「ありがとう、ドライ。アカツキ。」


眼鏡の美女…ドライは角の生えた女の子…アカツキの方を見て言った。


「今日のご飯はアカツキ様が作ったんですよ。」


「完璧。召し上がれ!」


アカツキはレイドの席に座らせ、強引にスプーンとフォークを持たせる。その間も目を輝かせていた。

食べて欲しい…そんな欲が丸見えだ。


「わ、分かった。食べるよ。」


レイドはスプーンでスープを啜った。


「ッ!?う、美味っ!?」


「何故驚く?」 


レイドはそのままスープにお肉、野菜、パンを勢いよく食べる…その間にも彼は満面の笑みを見せていた。


「美味しそうですね。アカツキ様。」


「良かった…頑張った甲斐があった。」


アカツキは微笑ましそうに見ながら、その光景を焼きつけた。

隣のゴブリンは肉を食べていた…こちらも美味そうに食べていた。


2人がご飯を必死に食べていた…その時…


「アカツキ様…」


「…分かってる。ドライ。」


2人が窓から森を見る。

そして、アカツキはレイドに背を見せながら、食堂を出ようとした…

扉を空けた時…レイドは質問を投げかけた。


「何処に行くの?」


「…ゴミ処理。」


アカツキは姿を消した…


【アカツキ視点】

私はゴミ掃除の為に森に入る。

魔力の大きさで分かる…有象無象じゃない…

面倒臭い…これからレイドと一緒に添い寝しようとしてたのに…

いつもなら他の子にも頼るけど、今回の件は私の方が良さそうだ。


「…。」


すると、目の前から斬撃が飛んでくる。

私はジャンプし、躱しながら、前に出た。


「…6人。出てきて。」


私は直ぐ様、隠れている人間の数を言う。

隠れててもやれるけど、面倒臭いから出てきて欲しい。


「…はぁぁぁぁ!!!」


すると、1人の青年が特攻してくる…恐らく勇者だな。

勇者…国に1人いる魔王を倒すための勇者…何故ここに?

私は斬撃の雨を躱しながら思考を巡らせる。


「ホーリーアロー!」


「ファイアアロー!」


その時、勇者を援護するために僧侶と魔法使いが魔法を唱えた。

なるほど、速度の高いアロー系魔法を使うとは…判断力は高いらしい。


「でも、私には届かない。」


私は魔法を斬ると魔法使いと僧侶の方へ向かう。

一刀で両断する…

しかし、盾役が前に出てくる。


「おらよぉ!」


「バリア!バリア!バリアァァ!!!」


魔法使いもガードを展開した…

…しかし、その程度…斬り破る…

私は4割の力で刀を振り下ろす…


「なっ!?バリアが!?」


無論、バリアは四散する…


「ぐぉわぁ!?」


そして、盾は破壊される。

そのまま盾役の体を貫いた…


「ライオット!」


盾役は縦から真っ二つになって…死んだ。


…背後に2名…


「…用はない。雑魚共。」


私は手から黒い炎を背後に向けて撃った。

私の黒い炎は生き物しか燃やさない…つまり…木を貫通する… 


「あづぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」


「くっ!?」


「エリオス!ナガレ!」


瞬く間に3人…いや、2人死んだ。

1人に逃げられた…斥候か…判断が早い…容赦なく燃えた自身の腕を切断したな。勘が良い。


私は勇者の方に向き直る。


「…な、何故お前が魔物を味方をする?鬼人族だろう?」


勇者は私に問いを投げる…なるほどな、確かに見た目は鬼人族だ。

 

「…私はレッドゴブリンから進化した…それだけ。」

 

「レッドゴブリンから!?進化!?そんな…馬鹿な!?」

 

レッドゴブリン…ゴブリンの亜種…炎魔法を操ることのできる戦闘を好むゴブリンだ。

昔は戦いが好きだったが、今は違う。


「退屈。」

 

仲間内での殺し合いは禁止…だから喧嘩もできない…相手をするのは敵のみ…

人族も亜人族も魔人族も弱い…

さて、私からも質問だ。


「問い。何故勇者がこんな森にいる?魔人族領とは程遠い…この地に。」


「…答えない。」


勇者は答えない…ならば、良いだろう。


「ガハッ!?」


「サノン!」


私は瞬時に魔法使いの首を切断した。


「貴様ァ!!!」


「問い、何故来た?」


すると、勇者か輝き出す。


「勇者様!?いけません!オーバーリミットは諸刃の剣!倒せなければ暫くは動けませんよ!」


「レイア!逃げてくれ!化け物は俺が抑える!」


なるほど…これが本気か…良いだろう…6割の力で相手する。


「久々に楽しめそう。」


あぁ、楽しそう…勇者の一撃が振り下ろされる。


「死ねぇ!!!化け物がぁ!!!」


その一撃は豪快だった…流石勇者と言ったところだろう。

…しかし、私には届かない。


「…ゴフッ!?な、何が…」

 

体を斬られた勇者は倒れる。

私はコンマ数ミリで躱した上で刀で両断した。


「ほ、ホーリーアロー!!!ホーリーアロー!!!」


その時、僧侶がホーリーアローを連発し、回復魔法の準備を始めた。

…この程度で私を動きを止める…無謀だ。

…殺してあげよう。その方が良い…


「一撃で屠ろう…」


私は居合切りの構えに入る。


「絶!」


刀を一閃する…すると、熱風で木々が燃えながら、へし折れ、勇者達は吹き飛ぶ…直前でまたオーバーリミットとやらを使ったのだろう…感触がない。


「まぁ、いい。勇者パーティは壊滅、危険は排除された。」


私は刀を鞘に収め、踵を返す。

さぁ、ここからが勝負だ。



「れ、レイド…わ、わわ、私と寝よう!」


い、言っちゃった…言っちゃった…

私はレイドに声を掛けた…一緒に寝ないか…と…それはつ、つまり…


「…アカツキ、鼻血出てるよ?」


「はっ!?」


しまった…私としたことが…戦闘で流血したことのない私が…こんな夜の誘い如きに…


「…いいよ。寝よう。」


すると、レイドは了承した…こ、これで私はレイドの…お、お嫁さん…



「じゃあ、おやすみ。」


レイドはベットに入るとすぐに寝た…


「…れ、レイド…寝た?寝たの?」


レイドは既に可愛い寝息を吐き、可愛い顔で寝ている。


「意識した…私の負け…か……」


私は諦めて、夢の世界へ旅立った。

いつか…レイドのお嫁さんになる…ライバルは多いけど、絶対に負けない。

レイドを幸せにする…絶対に。

次回の投稿は今週末予定

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