表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ポンコツ聖女サディナさん  作者: 仲仁へび
1/6

第1話 聖騎士エレフ



 俺の名前はエレフ。

 聖騎士っていう職業についている。

 聖騎士になったのは数年前だ。


 一応才能というものを持っているんだろう。

 実力は簡単に上がったし、階級も順調に上がっている。


 そんな俺エレフは、聖女の護衛をやっている。


 聖女っているのは、人の精神的支柱におわす、素晴らしいお方だ。

 民の心によりそい、神秘的な力で怪我を癒す存在。


 俺達が住んでいる世界リンドは、度々瘴気が湧いて、危険な魔物が悪さをするから、聖女の存在はありがたいものなんだ。


 一般的には、皆の憧れ、ザ尊敬されるお方っていう認識だな。


 だけど、俺が守っている聖女さんは。

 ぽんこつだった。


「きゃあああああ!」


 今、ちょうど目の前でその聖女さんが壺を割ったところだ。

 異世界フレーズでいうーーピタゴラ〇イッチ的な感じでとんでいった壺の取っ手が、人に額にあたって、その人が気絶。


 気絶して倒れた人が持っていたなんか高そうな宝物が床でパリンとさらに割れる。


 割れた破片に呪いでもこめられていたのか、何かしらが発動。

 その辺が瘴気にむしばまれはじめた。


 たまにあるんだよな。

 人の怨念とか邪念がこめられた呪いの品。

 聖女にしかなんとかできないからって、押し付けられるんだ。


「すすす、すみませんすみません!」


 聖女さんはあわてて、呪いをなんとかしようとしたけど、詠唱に失敗。


 舌をかんでサディナさんが悶絶していた。


 通りがかった他の聖女さんが何とかしてくれたから、良かったけど。


 びっくりするくらい散々な有様である。


 だけど俺は、このポンコツ聖女さんを推したい。

 応援したい。


「ご、ごめんなさーい!」


 だって、頑張ってるから。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ