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中学受験への思い
中学受験への思いは変わらずあった。
でも、言い出せない。これは父に話さなければいけないことだけれど、言って良いのか、とんでもないことで、父を困らせるのではないか。それで私の考えが祖母に知られたらまた辛く当たられるのではないか…
私はずっと、祖母の理不尽に耐えるのは父を困らせない為と思っていた。私が田舎で大人しく暮らしていれば父は安心して仕事が出来るから、心配かけちゃいけない……
小6の時、同級生の2人が中学受験すると知った。そのうち1人とは結構仲が良くて、家は床屋だった。正直、そこまで経済的に裕福でなくても私立中学に行けるのではないか?と考えた。そして中学受験したい気持ちはより高まった。しかし、結局言い出せないまま公立中学へ進学することとなる。
今考えれば、父はメガバンクのグループ会社に勤めていて、田舎の小金持ちより収入はあったはずだし、父の住むマンションに私が引っ越せば通える範囲にいくつも私立中学があった。
言い出してダメと言われたなら諦められるが、言い出せなかったことは未だに後悔している。