もしかして、浮気?
この二人、どれ位付き合ってたんでしょう…。あ、後日これの男側の気持ち、ってやつを書いてみます(笑)
あたしは、ショウタの事が好き。
けど、ショウタはどうなんだろう。
会った時だって素っ気無いし、あたしが手を繋ごうとすると拒否される。
ーショウタ、あたしの事好きじゃないデショ?ー
ずっと、そう思ってる。けど…。
口には出せない。だって、きっとそれを言えばショウタはあたしから離れていくんだ。
薄れている愛情が、今度はなくなるんだ。
あたし…ショウタに嫌われるのが、怖いんだ。
必死で、「イイ女」になろうとしている。
あ…。ホラ、今だって。
ショウタは、お風呂に入っていて。
…携帯は、あたしのすぐ目の前にある。けど、見ないの。
「イイ女」を演じているから…。
だから、ショウタも携帯にロックなんてかけない。あたしを、信用してくれているから…。
「信用」?それも違う。
ショウタにとってあたしは、「どうでもいい女」なんだ。
分かってた。分かってたよ…。
あたしの中で、何かが目覚めた。
そうだよ。どうせ愛されていないのなら。見てしまえばいい。
「悪い女」になってしまえばいい。
ホラ。
ショウタの携帯は、あたしのすぐ目の前にあるじゃん。
あと、30センチ。20…。10…。そう。そのまま、受信ボックスを開いて…。
ーーーーー…なんだ…。
大丈夫じゃん。ゼンブ調べても、あたしとのメールとショウタの男友達との
メールだけ。
よかった。
あたしは、ショウタにとって一番だった…。
あたしは、何事もなかったかのように携帯を閉じる。
そして、さっきと同じ位置に置いた…。
あたしは安心していて、幸せな気持ちだった。
ーーーーーーーー…ピルルルルル。
ふと、誰かの携帯が鳴った。
あたしの着信音じゃない。
ショウタのでも…ない。
…一体、誰の?
ここは第一、ショウタの部屋。しかもショウタは独り暮らしで…。
必死で音源を探した。
音源は…
クローゼットの中だった。黒い携帯だった。
あたしは、恐る恐るそれを手にとった。
…絶句した。だって、相手は…
あたしの、友人。
更に開けて内容をみる。
それは、明らかに恋人に送るかのような内容だった。
「好きだよ☆ショウクン大好きッ♪おやすみoO」と。
好き?ショウクン?
あたしの中で、何かがぷつんときれた。
風呂場に向かう。
奴は、呑気に鼻歌なんかを歌っている。
そのドアを、思いっきり開けた。
ショウタは一瞬硬直し、ゆっくりとあたしに視線を向けた。
「ラ、ラン?どうし…。…あっ!その携帯…。」
驚くショウタをスルーし、顔すれすれまで携帯を持っていく。
「どういうこと?…ショウクン?」
ショウタの目は、あたしと携帯から離れなかった。
驚くことに、ショウタはその後あたしの友人と別れ、あたしに謝ってきた。
あたしは、そんなショウタを迷うことなくフッた。
女は怖いよ。なめてちゃアカンよ。以上、男性の方へw正直、人の携帯勝手に見るのはどうかと思いますけど…。この考え方は理解出来ませんね(笑)とにかく、女は怖いがみんながみんな、携帯を見るわけじゃない、という結論でw