表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
86/96

18.2最後の戦いに向けて

 戦いを前に、成人後すぐにアリスと結婚式を行った。僕的には帰って来てから結婚しようと思っていたのだがアリスから「それはダメなフラグだよ」と謎の言葉を言われ結局戦いに行く前に結婚することにした。

 そのために出兵の計画も結婚後の一月後に設定された。

 とても派手な結婚式を行いアリスと結ばれた。

 どうやら、アリスは前世で結婚をしていなかったらしく、今回やった結婚式は前世で夢に描いた結婚式にだいぶ近づけたらしい。

 一部、こちらの常識をひっくり返す内容があったが、わりとこの世界の人々にも受け入れられたので今後の結婚式で使われるかもしれない。

 ちなみに僕の方にも結婚式の記憶はない。子供が生まれた記憶も無い。残念だが日本での生活の記憶は一切なく知識だけが残されているのだ。

 アリスにもそれは話してあり、前提として話す土台を理解してもらえるだけ良いとあまり気にしている様子は無かった。

 僕は、彼女が僕を選んだ理由が僕が日本を記憶を持つからだと思っていたがどうやらそれだけではないらしい。一緒に生活してそう思えるようになった。

 僕も、それだけでない無いようだし。

 だが、前提の話が合うのはとても貴重な事だった。

 この世界の歌や曲ではなく日本の歌や曲を知っているのは理解度が大きく違う。他の人は感心するか理解できないと拒否するかのどちらかだが、僕らはお互いに理解しこちらの曲風にアレンジを提案出来たりするのだから。


 そんな感じで二人の仲は、自分で言って良いのか恥ずかしくなるがなかなか良い仲なのだと思う。

 4年ほどの付き合いしかない。日々忙しくあまり会える時間は無い。だから余計に共に行動できるわずかな時間を楽しんだ。

 短い時間ではあったが、ずいぶんと長く時を過ごした相手のような信頼感もあると思う。

 

 彼女の為にも、生きて帰ってくる。そう誓うのだった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ