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神様 なかなか転生が成功しないのですが大丈夫ですか  作者: 佐藤醤油
序章

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12.5 魔物襲撃

 騒ぎが終わって、さらに2週間が経過した。この地区は平穏だがいつも来るはずの行商人が来ない。冬を越すために塩や薬などいくつかの物資が足りないのだ。領都までの道ならば魔物は出ないはずだが、どうなっているのか。

 リバーシも在庫もあるし、他のおもちゃも在庫も積まれている。他にも皿や炭、定番の異世界あるあるのグッズが倉庫に積まれたままだ。この魔物騒ぎが起きる以前に来て以来、行商人が来ないので溜まりに溜まっている。


「どうしましょう」

 前回同様に、僕と母上が参加しているが、今回は最初から僕に聞いて来た。

 なぜだ、違うだろ。

「前回は、おじさんが隣町の身内で助けに行くと言いづらい立場だったから僕が代わりに言っただけでしょう。今回はおじさんがちゃんと決めてよ」

「いや、ですがね」

「ねえ、母上」

「そうね、これはクリスの案件ではないわね」

「そうですね。では」

 おじさんがそう答えて、しゃべるのかと思ったら、母上が話し続けた。

「他の地区も同じなのだから、兵士を二人ずつ出してもらいましょう。あとは荷馬車を集めて領都に向かう人を選抜ね。地理に詳しいのは誰かしら」

 結局母上の手助けで会議が進んだ。

 後は領都まで何回が行ったことのある者を入れて、全体で20名の隊を作り1週後に出発した。領都まで2週間、往復で一月の旅だ。

 倒したオーガ首エール漬けも輸出品と一緒に領都に旅だった。

 怖い鬼の首が無くなってホッとした。


 魔法部隊は修復のお手伝いに他の街へと出発。僕はシスコの母親と一緒に隣町に行って町全体を囲む塀を作り上げた。最初に作っていた2mバージョンだ。普通の魔物ならこの高さで十分防ぐことができる。街の人達が家々の工事をしている間に気が付くと塀が完成していて、とても驚いていた。

 ばれなきゃ良いかと、皆ががれきを片づけている間に、開拓地に作った建物と同じ物も作っておいた。

 これで家が崩れた人たちも冬を過ごすことができるだろう。

 1週間ほどで作業を終えて、次に魔物に襲われた土地へと向かう。

 シスコは一旦街へ返し、僕はシスコの母親と一緒に移動していていた。

「あの塀を作ったのはクリス様ですよね」

 シスコの母親からずばりの質問を受けた。

「いや、シスコと、他の二人」

「いえ、どう考えても無理ですよ。わたくし魔力量がある程度解るんです」

「あ、そうなんだ」

「ですから、クリス様が洗礼を受けた直後に爆発的に魔力量が増えた事も知っていました」

「え、やっぱり僕、あの時に増えたの」

 他人から教えられ、はっきりと認識したがやっぱり神徒の洗礼は魔力量を増やす効果があったのか。

「ですから、わたくしに隠し事をする必要はありませんよ」

「そう、まあ良いや。じゃあ魔力量が解るなら協力してもらいたい。

もっとみんなの魔力量を増やさないと、僕がいろいろやれないからさ」

「ご自分でやっているとおっしゃれば良いではないですか」

「いや、8歳でこの試練だよ。本番は10歳だと思うんだよ。だから世に知らせたくないの」

「え、試練って。ああなるほど。アースアシュリー様の事ですね。

わかりました。黙っておきますし、協力もします。

シスコの事もお願いしますね」

「シスコは、なんだかんだあるけど大事なお兄ちゃんだよ」


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