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神様 なかなか転生が成功しないのですが大丈夫ですか  作者: 佐藤醤油
序章

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7.2クリスとして生きる

 とりあえず魔法を使ってみた。その結果、生活魔法や錬成魔法は使えたが攻撃魔法と防御魔法は使えない。どうやら洗礼式で魔法を使えるようにしたのは、考えなしに意図せず発動し暴発したことで死者が出ないようにしているのではと考えた。魔法は本来詠唱が必要だが、イメージさえ上手くできれば無詠唱でも魔法が発動する。洗礼式は安全装置を解除するような儀式なのかもしれない。

 ただ、破門となり信仰を失うと魔法が使えなくなると言っていた。そのばあい生活魔法も使えないと聞いていたがどうなのだろうか。もしかしたら僕の今が特別な状態なのだろうか。

 とりあえず、危険な魔法は使えないようなのでやはり大人しくしておこう。


 そうして、2歳の冬が始まったが正直暇だ。幼女と遊んでいるのは心の癒しにはなっているがそれだけでは退屈なのだ。それに体力を使う遊びばかりだと頭が馬鹿になりそうだ。

 暇つぶしの為に、母上に頼んで木札に絵を描いて貰った。2歳児前後の教育は語彙を増やす事だ。難しい言葉の前に物の名前を覚えなければいけない。文字を覚えるのはもっと先だ。

 ただ、絵を描いて貰っても何を描いてあるのか解らない可能性があるので、裏に文字を書いてもらった。

 その絵はとても上手かった。やはり母上はかなり良い教育を受けている。礼儀作法の動作一つとっても、明らかに他の奥様方とは違う。きっと、たしなみとして子供の頃から色々と仕込まれていたのだろう。

 残念ながら色を塗る事は出来ず、黒と赤の2色で書かれている。

 それでもとてもわかりやすい絵札ができたので、僕らはその絵を見て名前を言い当てるゲームを始めた。全体的に名前を覚えたら、木札をばらまいて言った名前の札を取るゲームへと変えていく。

 やはり年上の子が元々知っている単語が多いので有利。僕はちょうど5歳の子供達と良い勝負だ。

 手足の長さ、動きの速さが違うのだ、そこは知っていても勝てない壁があるのだ。

 2、3歳児で遊ぶ時には絵札を読む方に回ってゲーム進行係をやった。こうしていれば暇がつぶれる。やっぱりある程度忙しい方が楽しい。

 後の時間は皆で歌を歌ったり、箱に入れた砂場で棒倒しをしたり絵を描いたり。〇×のゲームをしたりだ。粘土もあったので、粘土遊びもした。意外に遊ぶ道具があって楽しめたが来年も同じだときついな。

 3歳の洗礼式を迎えたら、こっそり魔法を使って何かおもちゃを作っておこうかなと思った。


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