表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/4

転生したけど…

ぼんやりとした意識が徐々に覚醒してきた。だが視界がはっきりとしない。仰向けに寝かされている様だが周りはよく見えなかった。頭を動かしたくても首に力が入らない。目を擦ろうとしても手も思うように動かず、何か荷重を掛けられた様な感じだ。足も似たような状態で動けなかった。一体ここはどこだろう?転生に失敗したのだろうか?一体何がどうなっているのか?思わず叫んだが声が声にならず何か妙な鳴き声みたくなった。

すると、何かが近づいて来て俺の顔を覗きこんだ。


それは豚の化け物だった。


俺は恐怖のあまり思い切り泣き叫んだ。声は相変わらずまともに出ない。妙な感高い泣き声しか出せなかった。


しかし、豚の化け物は俺を優しく抱き抱えると、あやす様に何か話し掛けてきた。そして、おもむろに胸をはだけると俺の口に乳房を押し付けてきた。俺は面食らいながらも思わず反射的に乳首に吸い付き、出て来た生ぬるい仄かに甘味のある液を飲んでしまった。

その時、俺は理解した。この豚の化け物だと思ったのは俺の今世の母親で、俺はオークに転生したのだと。


…亜人ってオークの事だったのかよ。しくじったな…幸い、異世界定番のオークとは違うみたいだがステータスとかどうなってるんだろう?チートはちゃんと使えるのかな?


取り敢えずステータスと念じてみたが、何も起こらない。どうやったら現状が分かるのか色々と試してみて、鑑定を自分に使ってみるとステータスが分かった。


オーク 名前無し

0歳


体力 3

知力 0

魔力 0

器用 1

早さ 1


スキル 鑑定Lv1 全魔法適性Lv0(知力0の為発現不可) アイテムボックス(知力0の為発現不可) 食物召喚調味料付Lv1 投擲Lv1


名前が未だ付いて無い様だ。悲しい事にチートは鑑定と食物召喚しか使えない。全武器適性も何故か武器は投擲しか無い。もしかしてオークだからか?もしかして亜人だからチート付けられるってこういう事だったのかよ…酷いよ神様。いや、成長すれば、レベルが上がれば或いは…しかし、レベルは鑑定で見た限りスキルにしか付いてない…これは詰んだかも?


俺の未来はどうなるんだろ?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ